012年、残雪の北アルプス、その6、サンカヨウ

イタドリヶ原からシシウドヶ原にかけては結構な急坂で、荷物が重いとこたえます。

この日は天気が良くて気温もぐんぐん上がっていたようで、なおのこと、登りがきつく感じました。

イタドリヶ原から少し登った樹林の中で、キヌガサソウが咲いているのが見えました。

そうそう、私が生まれて初めてキヌガサソウを見たのも確かこの場所でしたっけ。

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樹林の下で咲いているこのキヌガサソウは花弁がまだ赤くなっておらず、咲きあがってから間もない花と思われます。

やはり今年は雪解けが遅かったようで、どの花も初々しくて、花を見るには良い時期に来たと思いました。

でも、花が初々しい割には雪渓はかなり解けていて、この日は鏡平に着くまで、雪の上を歩くことはほとんどありませんでした。このことも、この日ばてた要因の一つかと思います。雪の上を歩くと涼しいのでそのぶんばてることが少ないですね。

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樹林下では、こんなテンナンショウも見ました。これも毎回この辺りで見ているもので、確かカミコウチテンナンショウだったはずです。

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3株ほど固まって咲いているのも後ほど見かけました。

天気が良いのは、歩く分には暑くて堪えますが、撮影する分にはこんな樹林の下の薄暗い場所でも撮影が楽で、そういう面では助かりますね。

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同じような樹林下ではエンレイソウも所々で咲いています。

去年は7月末に来たので、この辺りは花が終わっていたのですが、今年は花が綺麗で、撮影回数がいきおい多くなります。

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ミヤマキンポウゲまで、早くも出てきました。

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そして驚いたことにノウゴウイチゴまで咲いているのです。

ノウゴウイチゴは鏡平から双六小屋に向かう途中の稜線でいつも咲いている場所があって、楽しみにしているのですが、こんな低い場所で見たのは初めてです。

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上を見上げると大ノマ岳方面が綺麗に見えています。

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これはミネザクラですが、この場所ではすでに花が終わって、実になっていました。

山の花は、標高よりも雪の状態で開花時期がかなり左右されます。

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シシウドヶ原ももう近いかなと思える頃になって、この日初めて見るサンカヨウが咲いていました。

早池峰山では雨の中だったので、あまり良い状態の株を撮影できませんでしたが、今回は久々に綺麗なサンカヨウを見ることができました。

このコースを初めて歩いた5年前も、シシウドヶ原付近はかなり大きな雪渓が残っていて、その周囲にサンカヨウが咲き乱れていたことを思い出します。

去年は時期が遅くて見ることが出来なかったほどですから、サンカヨウだけは早い時期に山に入らないと綺麗な状態が見られないようです。

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10時10分ごろ、ようやくYさんが休憩している場所にたどり着きました。(^_^;

秩父沢を出発してから1時間半ほどもかかっていますかが、これは写真の撮り過ぎと疲れと両方ですね。

Yさんはすでに20分ほど早く着いていて、十分休憩したようなので、先に行ってもらうように言いました。この天候なら槍や穂高が鏡平の池から良く見えるはずなので、先にそこで大休止していてくれれば良いと思ったのです。

眼下にはこんな眺めが広がってるのですが、乗鞍や焼岳、穂高を眺めながら、ザックを背中の下に敷いて、少し昼寝します。何しろ睡眠不足も良いところなので、眠くてたまりません。帽子を顔に乗せて雪渓の上を吹いてくる涼しい風に吹かれながら少しまどろみました。

後からやってこられた登山者の方が横を通り過ぎる気配で目が覚めました。

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あまりのんびりもしていられないとばかり、再び歩き始めたのが10時35分です。

再び歩き始めた道沿いにもサンカヨウがあちこちで咲いていました。

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道標はないようですが、たぶんこの付近がシシウドヶ原でしょう。

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雪渓をバックに咲くサンカヨウです。

隣にはバイケイソウの葉っぱも見えていますが、花はまだのようですね。

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穂高方面が見えていますが、もうしばらくすると手前の稜線に隠れて、穂高も見えなくなるはずです。

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コミヤマカタバミを1株だけ見つけました。

いつもなら双六小屋の手前でも咲いているのですが、今年は結局この株しか見られませんでした。撮影しておいて良かったです。

P7195228ここから雪渓を離れて、山腹をトラバース気味に歩くようになります。

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トラバースし始めて直ぐに見たのがオオヒョウタンボクでした。

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