012年、残雪の北アルプス、その15、下山

前日は布団にもぐるや否や直ぐに寝てしまったのですが、この日はどういうわけか夕食時にビールまで飲んだのに、寝つきが悪くて、10時ごろまで寝つけずにいました。

朝は隣の部屋の方などが、3時半ごろから置きだしているらしくざわざわと気配がするので、こちらもやはり4時には目が覚めてしまいました。起きると一番に窓を開けて天候を確認しましたが、残念ながら、やっぱり雨。

結局、10人ほど泊まれる部屋に私とYさん、そして、足を挫いたIさんの三人だけで、部屋はゆったりとしたものでした。

この日も、自炊室で私はカップヌードルの小さいの、そしてYさんはフリーズドライのおかゆやコーヒーで朝食を済ませます。

前日の足を挫いたIさんは、前日に湿布をしたおかげか、それとももともと挫いた度合いが軽かったのか、足もほとんど腫れていません。本人も自分のペースでゆっくり下れそうだというので、下山の日は私たちが先に出発しました。

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一眼はザックの中に仕舞い込んで、他に持参していた防水デジカメを出して撮影した朝の双六小屋の様子です。

5時40分撮影ですが、この後6時出発の時は、結局またしても小雨が降り始めました。

出発して10分ほどで、20人ほどのパーティーが前を歩いていたのですが、道を譲っていただきました。

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6時32分、クロユリ平に着いたので、5分ほどクロユリを眺めます。

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クロユリ平と言う名前はついていますが、イワカガミもこんなにたくさん咲いているんですよ。

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弓折乗越へと歩いていて、ふと東側を眺めたら、なんと槍穂の姿がガスの中から浮かび上がっています。

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慌ててもっと良く見える位置に移動します。

登りの時には、この場所に差し掛かった時は、すでに槍はガスの中だったので、ここから眺める姿は数年ぶりですね。

一瞬ですが、青空も見えました。

天候回復?と思いましたが、そんな生易しい予報は出ていませんでした。

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恐らく、神様がわあたしたちを憐れんで、一瞬だけ見せてくれたのでしょうが、それでも良いところでガスが晴れてくれたものです。

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でも、ほんの5分後には再びガスの中に姿を消してしまったのです。

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槍が見えていた間は行く手も少し青空になっていましたが・・・。

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登りの時には気づかなかったミヤマアキノキリンソウが咲いていました。

この2日間で咲きあがったのかもしれません。

何しろ登った日は嫌に暑かったですから・・・。

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これも登りの時には気づかなかったハクサンシャクナゲが綺麗に咲いていました。

これは二日間のうちに咲きあがった・・・というわけはないですね(^_^;

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登りの時は鏡平から双六小屋まで3時間以上もかかったのに、下りは1時間40分ぐらいで鏡平まで下ってしまいました。

鏡平の小屋には7時46分到着でした。

鏡平に着いた頃が雨がいちばん激しくて、しばらく軒下で雨宿りさせてもらいました。

P721004620分ほど雨宿りして、再び下り始めたのが8時6分です。

雨のため、鏡平からの下りは登山道が沢状態になっていました。

そして、具合の悪いことに、防水コンデジのバッテリー切れとなってしまいました。出るときに充電したつもりだったのですが、充電が不十分だったようです。

一眼は調子悪いし、防水コンデジはバッテリー切れ・・・考えように寄ったら初日に普通の倍ほどの画像を撮っていたのは何か予感があったのかもしれません(^_^;

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記録のために仕方なく、これ以降は携帯のカメラで撮影しました。

これはシシウドヶ原まで下った時の画像です。

この辺りまで下ってくると、雨が小降りになり、視界も少しましになってきました。

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秩父沢に下ってきたのは9時40分でした。

この日は土曜日で、夏休みに突入した日だったのですが、悪天候のためか、登ってくる人は少なめでした。

小池新道の入り口付近で、小学3年ぐらいの男の子と、その父親、そして祖父と思われる男3代のパーティーとすれ違ったのが印象的でした。

さすがに、今までアルプスで学校登山ではない小学生の子を見かけるのは珍しい出来事でした。

この子にとって、雨の中の北アルプスの登りはどういう印象で記憶に残るのだろう?と気になりました。

山好きの子に育つのか、それとも逆に山なんてこりごりと思うのか??

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小池新道入口に着いたのが10時38分です。

この後残念だったのは、小池新道の入り口付近で綺麗に咲いているササユリを、そして、わさび平の近くでタマガワホトトギスが咲いていたのですが、どちらも携帯のカメラではうまく撮影できなかったことです。

わさび平には11時丁度につきました。

去年は槍ヶ岳山荘から槍平、そして奥丸山経由でわさび平に着いたのは確か15時ぐらいでしたから、それから比べるとずいぶん早く下ってきたものです。

普通のコースなので疲れもほとんどありません。

急ぐこともないので、わさび平の小屋でコーヒーを入れてもらい飲んでいたら、足を挫いたIさんがわさび平の前を通り過ぎるのが見えて、ほっとしました。

その後、私たちも新穂高目指して雨の中を歩いていきましたが、笠新道の入口で、下ってきた若者2人に出会いました。

その若者たちは結局20日、21日と雨の中を笠新道を登り雨の中をまた下ってきたそうですが、笠新道の下りは膝に相当堪えたそうで、膝が笑っていますと苦笑していました。

確かに後ろから、歩いている様子を眺めると、ちょっと変な格好で歩いていたので、よほど膝をやられたのでしょうね。

若い人でそれなら、私たちならもっとひどかったことでしょう。

やはり、20日は無理して笠に行かなくて正解だったようです。

新穂高の駐車場まで帰り着いたのは午後1時前でした。

いつもだと下山してくると、暑いと思うのが、この日は雨具を着ているにも関わらず、沢の上を吹いている風に当たると寒いほど。

いつもより気温が低いかな?と思ったら、この日はオホーツクから寒気が流れ込んでいたようです。

下山したらいつもお世話になっている温泉では汗を流すというより、暖まりたいと思ったほどでした。

平湯のバスターミナルまでYさんを送って行ったあとは、我が家までのロングドライブの始まりです。

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この山旅の最後に写したのは平湯から高山へと下る途中にあるお蕎麦屋さんで食べたお蕎麦の画像です。

実はこのお蕎麦屋さんでちょうど10年前の2002年にもお蕎麦を食べています。

このときは当時小4だった末っ子を連れてのドライブで、新穂高ロープウエイに乗ったのでした。

このときは、まだ山登りを再開してなかったのですが、この旅をきっかけとして再び山登りを始める大きなきっかけとなりました。

私にとっては懐かしいお蕎麦なのです。

そして、今回もへろへろになりながら自宅には早朝4時に帰り着きました。

今回の山歩きでは、また山歩きのモチベーションが高まったことが大きな収穫でした。

まだまだ北アルプスを歩きたい・・・・心からそう思えます。そんな気持ちにさせてくれた山に感謝ですね。

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