晩秋の山を歩く楽しみは紅葉ともう一つ、いろいろな木の実です。
食いしん坊の私は今まで山でいろいろな木の実を見たり食べたり、果実酒にしていますが、その中でも思い出深いものはヤマブドウ酒、サルナシ酒、マツブサ酒でしょうか。ナナカマド酒やマタタビ酒も漬け込んだことがありましたっけ。
里山にはそんな珍しい果実は有りませんが、それでもガマズミは良く見かけました。
ガマズミの実は果実酒にするとまるでロゼのワインみたいな綺麗な色になるということですが、里山で良く見かける癖に、不思議とガマズミ酒だけは漬け込んだことがありません。あまりに身近過ぎるのかも・・・。
こちらのガマズミの葉っぱは西日に照らされて、まだ緑色のままでした。
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こちらは実の形も丸いし、葉柄がうんと短いのでコバノガマズミでしょうね。
ミヤマガマズミとコバノガマズミは見分け方をいつも忘れてしまうのですが、検索によればミヤマガマズミは果実が大きめなのだとか。
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こちらは赤い実でも食べられない実で、サルトリイバラの実です。
これが赤くなってくると、「もうこんな季節なんだな」と思います。
ドングリの実もぱっと見てわかるのはクヌギぐらいで、後は帰宅してから調べないと自信がないのですが、このときのドングリは葉の形などからもコナラのようです。
コナラも里山ではごく普通に見られる木ですね。
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後から画像を見て気づいたのですが、アゲハチョウの幼虫が着いていたイヌザンショウの木です。
葉をちぎって叩くとサンショウなら良い香りがありますが、あまり香りがしませんでした。
トゲが互生のようなので、やはりイヌザンショウ?
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果実ではないけれど、まるで果実のように大きく丸く膨らんでいるのは、香川の里山に多いダンコウバイの花芽でした。
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こちらの黒い実はしばらく考えて、葉の形からたぶんイボタノキの実だろうと思いました。
これも里山に多いですね。
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まるでアスパラガスのような葉の間に見える実はクサスギカズラの実で、こちらは海辺の山で良く見かけます。
葉だけ見るとヤブニッケイと似ていますが、ヤブニッケイの実は黒っぽいので実だと簡単に見分けられます。
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そしてシロダモは前年咲いた花の果実と当年の花とが同時に見られる樹木です。
花はクスノキ科の花らしい花をしていますね。
グミの実と言うと渋い記憶があるので私は見ても手を出しませんが、どうなんでしょう?
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アキグミの木の近くで、今頃花を咲かせているのはツルグミのようです。
同じグミの仲間なのに、一方は実をつけ、一方は花を咲かせていて面白いです。
そういえば今年はマメ科の花や果実をあまり見ていませんでした。
秋が忙しくて、野山に行けなかったせいです。
サネカズラの赤い実も見たのですが、ちょっと遠くて撮影が無理でした。
何年か前にちょっと味見したら、渋かったです。
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クサギもついこの前まで、咲き残りの花を見ていたのですが、すっかり実になっていました。
染料になるそうですね。
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最後に、果実ではありませんが、この日は今年初めてのビワの花を見かけました。
ビワは以前は庭に植わっていたので、花も実も身近に感じていましたが、今では木を切ってしまったので、山やよそのお庭で見て懐かしく感じる花です。
この日の歩きはたった3時間足らずでしたが、花も実もあれこれと盛りだくさんでした。