島歩き第一弾は本島、その2、イヌノフグリ

この日の目的はイヌノフグリの花を見るのと、もう一つは島の中央部に位置する八ヶ峰と言う山に登ることでした。

去年1月に来たときには島の東部に位置する遠見山と言う低い山に登ったのですが、笠島などの昔の家並みや勤番所を見学していたら、時間が足りなくなって八ヶ峰には登れなかったのです。山渓から出ている分県ガイド「香川の山」には本島の山として遠見山と八ヶ峰が紹介されています。そこで、この日は八ヶ峰に登るつもりでしたが、その前にイヌノフグリを見ておいたほうが良さそうです。

というのも、オオイヌノフグリは日が翳っているときは花を閉じているので、恐らくイヌノフグリも同じだろうと思ったのです。

昼間の明るい日差しの下で撮影しなければ、少し日が翳ったり夕方になったりすると、マクロレンズを持たない私のカメラではあの小さな花は到底撮影できそうもないからです。

というわけで、去年イヌノフグリを見かけた場所へと歩き始めました。

P1183694

すると、目的の場所に着く手前で、早々とイヌノフグリの花を見かけました。

これは石段の付け根のところに咲いたいた花です。

P1183705
↑の画像は大きめサイズで撮影して周囲をトリミングしていますが、実際のイヌノフグリの花はずいぶん小さいです。

これはトリミングをしてない画像ですが、花の直径は3mmとか4mmぐらいでしょうか。とにかく小さいです。

普通に歩いていて、道端に咲いていても、立っていたのでは目に入らないかもしれません。

私が今までイヌノフグリを見たのは3度ですが、3度とも1月の寒い時期なので、イヌノフグリの葉っぱはこんな具合に寒さで赤く焼けています。そこで、こんな赤い葉を探すのがいちばん手っ取り早いです。

でも赤い葉と言ってもホトケノザやその他の草もこの時期は結構赤くなっているので、葉っぱの形なども良く見ます。

花が咲いていればこれはもう間違うことはありません。

P1183708
これは拡大してみたところ、赤くなっているのはほとんどイヌノフグリの葉っぱでした。

ですが、花はこの時期はまだ寒いので、あまり咲きあがってなくて、日当たりが良くて風のあまり吹かない条件の良い場所でのみ咲いていました。

P1183701
中にはあまり赤くなってなくて、緑色の残った株もあります。

P1183707
大きい画像で撮影しトリミングすると、葉にはごく短い白い毛が見えます。

環境庁の絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

私自身も島以外の場所に行くときも、土蔵や土壁の傍を通るときなど探してみるのですが、島以外の場所ではまだお目にかかったことはありません。

逆に言うと、島に行けば、割と簡単に見つかる植物です。

P1183709
かなり早くから咲き始めていたのか、果実も見ることができました。

イヌノフグリと言う名前がつけられたことを納得する形でした。

P1183711
陽だまりのような場所では、今から咲こうとする花がかなり見えました。

島には1月に来るのがいちばん多く、2月になるとはやセツブンソウやバイカオウレン、フクジュソウを見に行くために島に足を向ける機会がめっきり減りますが、花盛りは何と言っても2月~3月なんでしょうね。

P1183716
この日の島歩きではどういうわけか、オオイヌノフグリを見かけなかったのですが、驚いたことにフラサバソウとイヌノフグリが隣り合わせに生えていました。

フラサバソウは我が家の畑に10年ちょっと前から突然生え始めた外来植物ですが、今ではものすごい蔓延りようです。島にはまだあまり入ってないかと思いましたが、島にもやはり入り込んできていますね。

向かって左側の青々とした葉がフラサバソウの葉です。

P1183714
ピンボケになりましたが、フラサバソウの花も一輪だけ咲いていました。イヌノフグリよりほんの少しだけ大きいかと思える大きさです。

フラサバソウ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリは我が家の庭や畑では抜かなければいけないほど繁茂していて、花もいつでも見られるので、冬場にわざわざ島に渡ってまで見たいと思うのはやはりイヌノフグリですね。

島以外の場所でも一度ぐらい見てみたいものですが、今年はその願いは叶うでしょうか。

コメント(6)