雲原越から西は植生が劇的に変わり、これには驚きました。それまで橄欖岩がごろごろしていたのが、ここからは普通の山道で、すたすたと歩けます。登山道の傍らではシャクナゲなどが生い茂り、シャクナゲの時期には良いかもしれません。
結局、雲原越を過ぎてわずか5分のところが物住頭でした。
到着時刻は13時16分です。
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雨のため、レンズが曇ってしまい、ひどい画像ですが、到着時刻の記録と思い撮影した画像です。
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銅板の山頂標識はこれも山仲間のエントツ山さんが設置されたもののようです。
ここで5分ほど休憩して少しお腹に入れて、飲み物を口にしましたが、体が濡れているので、長居は出来ず、早々に出発します。このときは、西赤石への通過点ぐらいにしか思わなかったのですが、帰宅した後、エントツ山山の記録を拝見すると、ここから北の尾根を辿れば上兜山や串ヶ峰に行けるようですね。もっとも、ヤブ漕ぎ覚悟のようです。
物住頭から先も西赤石までは初めて歩く道で、ガスで前方がまったく見えないせいもあって、様子がわかりませんが、最初は100m近く下ったようです。そうしたら、いきなり目の中にツガザクラの白い花が飛び込んできました。
この時期、ツガザクラが咲いているとは思わなかったので、嬉しい誤算でした。
濡れたタオルの乾いていそうな場所を探して、レンズを拭い撮影します。
後ろから来られたRさんにも教えてあげたら、Rさんも折角仕舞い込んだ一眼をまたまたザックから出して撮影されました。
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少し下ったら後は平坦な道で、これがまたアザミの多い道でした。
雨具を着ていたから良かったようなものの、薄着ではトゲに刺されて悲鳴を上げながら歩いたに違いありません。歩く人が少なくて、少々ヤブ漕ぎ気味の上、草刈することもない道だと思います。
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ツガザクラと言えば、西赤石に登る途中の東山付近で私はいつも見ていましたが、物住頭へ向かう道もかなり群生しているようです。
ロープで保護している場所もありました。
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ショウマも綺麗に咲いてましたが、通りすがりで撮影しただけで、同定に苦しみます。
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クガイソウは道沿いにかなり多くて、花の時期にっは見事でしょうね。
でも、ここまでクガイソウを見にだけ来るのもね~。
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この株など、花の色が少し出ています。
後10日もすれば見ごろだったでしょう。
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シモツケが群生している場所もありました。
また画像は撮っていませんがドウダンやヤマツツジも綺麗で、雨でなければ、展望も含めて、さぞ撮影枚数が多かったに違いないです。
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これはかなり草丈がありましたがコオニユリでしょうか。
人があまり入らない道は、植物も大きくなるようです。
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そろそろ道が登りに差し掛かり、西赤石山頂も近いと思われたころ、ウツギの花が目に留まりました。そのときはヒメウツギかと思いましたが、こうして画像を見てみるとウツギの花のようですね。
以前、西赤石山頂付近でヒメウツギを見ているので、てっきりヒメウツギだと思い込んでしまいました。
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14時15分、西赤石山頂を通過しました。
雨が相変わらず降っているので、雨を遮るものがない山頂では休憩せず、この後の樹林の下で休憩をしました。
高山では雨が降って一旦体が濡れれば、真夏でも寒いものです。休憩を取るときは風を遮ってくれ、少しでも雨の凌げる場所で休憩したほうが良いですね。
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西赤石は岩場はあほとんどありませんが、それでも山頂直下のところが少し岩場になっています。その岩場でヒメレンゲの花が咲いていました。瀬場谷などではすでに終わっていましたが、ここは標高1600近いですから、まだ咲き残っていたようです。
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15時35分、銅山越えまで下ってきました。
ここにもエントツ山さんの銅板がありました。雨はまだふりしきっているので、木の下で5分ほど休憩した後、最後の下りにかかりました。
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西赤石からの下りは別子銅山のいろいろな遺跡などもあって、天気が良ければ、それらの画像も撮りたいところですが、雨でレンズが曇りに曇っている状態なので、どうしても撮っておきたいものだけ撮影します。これはその一つでクモキリソウです。
今年はまだ見てなかったので、撮影しました。
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7年ぶりぐらいで見るウメガサソウも咲いていました。
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6月半ばに、わざわざ丸笹山まで見に行ったウメガサソウが、ここで見られるとは皮肉な話ですね(^_^;
他にもいろいろ見たのですが、夕方になって暗いのと、レンズがいよいよ曇ってしまい、撮影する気になりませんでした。
いろいろな遺跡があるので退屈はあまりせず、また目をつむっても歩けるほど整備された良い道なので、膝の痛みもあまり出ずに良かったです。
結局、日浦の登山口に着いたのは腕時計で確認したら17時9分でした。
ほぼ12時間近くかかって歩いてきたことになります。その割に、体の疲れはあまりありませんでした。私としては、一昨年の槍ヶ岳からのずぶ濡れの中での下りとか、白馬~雪倉~朝日の歩きと比べると時間はかかったものの、疲れたという感じはそっれほどありませんでした。
日浦からは私の車で瀬場まで移動しましたが、日浦にも瀬場にもほかの車はもうありませんでした。
マイントピアで温泉に立ち寄るというRさんご夫婦と別れを告げ、私は走りなれた法皇トンネルへの道を走って帰途につきました。
途中、主人から「飲み会だから夕食は要らない」という電話が入ったので、その後はゆっくりと帰りました。さすがに2時起きだったので眠くて、コーヒーを二杯ほど飲んで目を覚ましてから走りましたが・・・。
最後に、今回、6年ぶりぐらいで見かけたキソチドリをアップします。
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東赤石界隈では二か所で見ていますが、大雨の時だったり、先を急いでいたりでなかなかうまく撮影するチャンスがありませんでした。
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南アルプスなどでは良く見かけるランですが、四国では珍しいと思います。
他にもいろいろな花を見ましたが、とにかく雨の中ということで条件が悪すぎました。
このコース、トラバース道を通った限りではそれほど難しくもないし疲れるコースとも思えないので、次回は秋の紅葉の時にでももう一度ぐらいチャレンジしたいですね。
最後に、良いチャンスをいただき、Rさんご夫婦に感謝です。