部屋に荷物を置いたら、まずはお昼御飯ですね。
私は結局、登りの間、クッキーのようなものを食べただけでした。お腹も空いているし、コーヒーも飲みたいしで、二人で自炊室に向かいました。槍ヶ岳山荘の内部はまるで迷路見たいですが、2年前に泊まっているので、各部屋の位置は頭に入ってます。
槍平の小屋で作ってもらったお弁当を食べて、食後のコーヒーも飲んで、寛ぎました。自炊室にはもう一人、姫路からという50代ぐらいの男性がいらしたのですが、この方、なんとテン泊とはいえ28キロの荷物を背負ってこられたそうです。いまどき、28キロって何がそれほど重くなるんですか?とお尋ねしたら、やはり食料と水が重いですと・・・・。3泊で予備日が1日だそうですが、それでもいろいろなものが軽量化されている今、これはもう重い荷物を担ぐのが好きな方なんだろうなとお見受けしました。
お腹に食べ物が入って満足したところで、槍の穂先へのピストンにそろそろ出かけようという話になりました。
荷物は私はサブザックに交換レンズと携帯、水だけを入れ、Yさんはサブザックを持参してないので、ウエストポーチのみ。
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槍ヶ岳山荘の前に出たのがちょうど13時でした。
槍平の小屋で17日夜一緒だった愛知の男の方をお見かけしたので、「槍に登りました?」と尋ねたら、風が強いので登頂は明日にするとのこと。
確かに風は強そうですが、風向きの関係で山頂に至る登山道は岩陰になるので、風の影響はあまりないように見えました。取りあえず登ってみて、風が強そうなら下ってもいいわけですし・・。
うまい具合に、私たちのちょっと前を若い男女1組が穂先に登って行かれるようです。
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山荘の前にもミヤマオダマキが咲いていました。
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山荘を穂先方面に進むと直ぐに、西鎌尾根からの道と合流します。
2年前はここから槍ヶ岳山荘に登ってきたわけですが、周囲はガスが立ち込めて、どこを歩いているのやらさっぱりわからなかったほどでした。
後ろのほうには赤茶けた色の硫黄尾根が見えていて、これだけは西鎌尾根からも良く見えたことを思い出します。
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後ろを振り向くと、大喰岳の向こうの中岳方面も少し見えてきたものの、奥の穂高はガスってますね。![]()
他の人がいないので、待ち時間がなく順調に登れます。
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ちょっと登っただけでも、小屋が下のほうに見えて気持ちいい・・・・。
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岩と岩の隙間に顔を覗かせているイワヒゲ・・・。
たくましい花たち・・・。
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これはシコタンソウかな?
ずいぶん久しぶりで見たような気がします。
2年前は雨だったので、さすがに一眼を持って登るのは無理だったのですが、今回は一眼を首からぶら下げて登ります。邪魔な梯子場ではたすきがけに・・・。
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一足先に登って行ったカップルは女性のほうがどんどん登って行き、男性が後を追っているようです。
Yさんがその男性のすぐ下まで追いつきました。
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岩の間から見えるのは、先ほども見えた硫黄尾根です。
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最初の梯子場のすぐ下までやってきました。
下りの人は全然いないので、待ち時間がほとんどなくて助かります。
3000mを超しているので、少し息切れするような感じもあったりしますが、気のせいかな??
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小屋がますます下のほうに・・・・・。
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上の人が登るのを待っている間に、岩陰からこんな光景を眺めます。
雪がまだまだべったりくっついてますね。
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小屋は、もうかなり下のほうになりました。
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梯子場を見上げると、何ともいえない青空が見えました。
空気が綺麗だからか、下界で見る青空と色が違うような気がする・・・・。
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最後の梯子場を見上げたところです。
槍の穂先に着いたのは13時23分でした。
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数十年ぶりに槍に登ったというYさんに「写真撮る?」と訊いたら、山頂表示を手に持ってすっくと立あちました。高所恐怖症ではないようですね・・・(^_^;
槍の穂先に上がった途端、携帯のメール着信音が何度も鳴ってしまい、Yさんにひんしゅくを買ってしまいました(^_^;穂先はさすがに邪魔するものがないので、電波状態が良いんですね。田舎暮らしの私は、電車には乗ることがほぼなくて、滅多にマナーモードにしないので、山でもマナーモードにしてなかったのです。確かに、こんな素晴らしい眺めに着信音は異様な音ですね。
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山頂の祠の横に座り込んで、周囲を見回していたら、北鎌尾根のガスがいきなり晴れました。
この日はさすがに北鎌尾根を登ってくる人はいないようでした。
それでなくとも、槍の穂先にいるのは、私たちより一足早く登った若いカップルと私たちの4人だけ。
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東の方角には東鎌尾根が見えています。
ヒュッテ大槍の赤屋根が目立っています。
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自分でもどちら方面を撮影したのかよく覚えていない・・・・。
雪がかなり多いですね。
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常念の向こうに広がるのは安曇野あたりでしょうか。そして、その向こうに小高く見えているのが美ヶ原?
私は美ヶ原や霧ヶ峰と言った高原には行ったことがないので、位置関係があまり良くわからないのですが・・・。
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こちらは西鎌尾根から千丈沢乗越を経て槍ヶ岳山荘へと至る道が見えています。小屋の向こうに見えている緑の尾根が、この日ずっと眺めながら登ってきた中崎尾根ですね。
笠ヶ岳方面のガスはどうしても取れず、三連から鷲羽にいたる稜線付近が一瞬見えただけでした。
白馬方面も一瞬見えたのですが、撮影は出来ませんでした。
若い男女の方は東鎌尾根を登ってこられたそうですが、山歩きを初めて1年ちょっとと言うことで、今が一番面白くてたまらないという口ぶりでした。
後から単独の男性も1人来られましたが、それ以上は登ってくる人もなく、5人で30分ほども穂先で楽しんだのですが、次第にガスが増えてきたので、私たちは下ることにしました。カメラはもうザックに仕舞い込みます。
下り始めたのは13時57分ですから、30分以上も楽しんだわけですね。7月末や8月の夏山最盛期にはとてもこうはいかなかったでしょうから、ほんとに良い時期に登ったものです。
2年前の雨の時だって、7月末だったので、ツアーの人が多く、山頂でゆっくりはできませんでしたから・・・。
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小屋まで下ってきたら、辺りはすっかりガスっていました。
途中で70歳ぐらいのご夫婦が槍の穂先に登られてくるのと出合ったのですが、「大丈夫かな?」と心配でした。後から下ってこられた若いカップルに尋ねたら途中では見かけなかったのことで、どうやら70ぐらいのご夫婦は登るのをあきらめたようです。ちょっと足元がおぼつかない感じだったので、そのほうが安心ですね。
下ってすぐに、小屋の前のミヤマオダマキを撮影しました。
部屋に入る前にキッチン槍に立ち寄って、翌日の朝用にマフィンを、そしてその日の夕食時に飲もうと思い、カップワインを買いました。標高3000m超えなので、さすがにビールよりワインです。
部屋に帰ったら、単独の女性が一人、同じ部屋にいらして、この方は横尾山荘から登ってこられたそうです。私たちとほぼ同年代の方で、後からもお話が弾みましたが、結局、今回の泊まりも1部屋に3人とゆったりしたものでした。
夕食までのひと時は談話室で山の本を眺めながら過ごしたのですが、槍ヶ岳山荘の談話室はなぜか電波状況が良くて、談話室に入るなりメールが入ってきました。私も無事の登山を、友人や家族にメールしたりしたのですが・・。
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夕方暗くなる前に、もう一度小屋の外に出て、花たちを撮影しました。
花芽の赤いイワベンケイです。高山でないと見られない花ですね。
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こちらはピンクの可愛いタカネヤハズハハコです。
登ってくる際に見つけて、後で撮影しようと思っていたのです。
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もうすっかり背景がガスっぽくなってしまった中、最後にイワベンケイを撮ります。
この後、すぐに夕食の時間となり、私は買っていたワインも飲み、この日もほろ酔いでした(^_^;
ワインの良いが冷めないうちに眠ってしまおうという魂胆なのですが・・・。
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そして、18時54分撮影の、この日最後に眺めた槍・・・・。
前夜はよく眠っていたので、この日は寝つきが悪いかなと思っていたのですが、ワインが効いたのか、この日も8時前にはぐっすり眠ってしまったようです。