思わぬ雪道歩きの壇特山、その6、荒れ気味のから谷

から谷道は谷筋につけられた道なので、時刻が夕方に差し掛かったせいもあって、ちょっと薄暗い道となっていました。

そんな中、今度はこんなものが目に留まりました。

P2232687

↑これが直ぐにわかったら、貴方は相当植物に詳しい方と言えるでしょう。(^_^;

 

P2232691

↑第二ヒントはこの鋭い鉤爪のようなトゲです。

ヤブ漕ぎ中にこんなトゲに引っかかったら、相当痛い目に遭いますね。

 

そう、これはトゲの鋭さではいちばんではないかと思われるジャケツイバラなのでした。

P2232690

そして、冒頭でお目にかけたのはジャケツイバラの果実です。

花は5月ごろ咲きますから、今の時期はとっくに種が出来ているはずですが、どういうわけかジャケツイバラの果実は上に向かて裂けるのです。

なので、まだ種子が残っているのではないかと思い、トゲに触らないようにそーっと枝を引き寄せて果実の中を見てみました。

案の定、種子がまだくっついていました。

この黒くて硬い種子は野鳥が食べそうもないし、風に吹かれて飛ぶほど軽くもないし、いったいジャケツイバラはどうやって種子散布しているんでしょうね?

野草散策を初めて10年余りになりますが、ジャケツイバラの種子を見たのはこれが二度めでした。

花はと言えばまるで園芸種かと思うほど、綺麗な黄色い色をしていて、遠くからでも目立つ植物です。

P2232693

歩を進めると、タラもまだまだありました。

タラはパイオニア植物だと聞いたことがあります。土砂崩れなどがあって、山地が崩壊したところに逸早く生える植物です。ここ、から谷は2004年の台風で恐らく土石流などが発生したところなんでしょうね。そのため、タラが多いのだと思われます。

P2232696


眼下の谷に目を落とすと、かなり大きな石がごろごろしていて、土石流で流されたような雰囲気でした。

P2232699

それでも、たまにはこんなに綺麗なヤブツバキが目を楽しませてくれます。

P2232706

↑のような真っ赤な実のなっている植物も見かけました。

葉がすでに枯れていて、全体の様子がわからないのですが、姿かたちからみると、ハダカホオズキかな?と思います。ハダカホオズキは高知で見かけたことがありますが、香川では私は今までに見たことがありません。

何株か見かけたので、葉のある時に見てみたいものですが、その頃には低山にはなかなか足が向かないでしょうね(^_^;

P2232708

やがて、道も綺麗になってきて、民家が出てきました。

民家の番犬がワンワン吠えるので、閉口しましたが、こんな山奥の集落をてくてく歩いている私は、番犬君から見ると不審者に違いありません(^_^;

P2232709

登山口手前からも見えた志度のゴルフ場が、またまた見えてきました。

P2232710

車道沿いには、先ほどまでは鬱蒼とした木々が繁っていたのが、集落に近づいたので畑が見えてきました。

P2232712

↑民家の塀際に咲いていたのは黄梅です。

確か高知城では2月初めに見かけましたが、香川の山間部ではそれより20日ほど遅いです。

P2232716

大きな台風後にできたのでしょうか、砂防ダムも見えてきました。

P2232721

畑の周囲にはイノシシ除けの柵が張り巡らされていて、この辺りの山にもイノシシが多そうです。

そういえば、何年か前に北側から矢筈山に登った際、麓の集落では野生のサルが果物や野菜などを荒らすといって地元の方が嘆いてらっしゃいましたっけ。

あまり深い山はなさそうですが、サルまでいるのかと驚いたものでした。

P2232722

↑これも災害防止用の治山ダムを建設中のようです。

P2232725

畑の畔にはハコベも咲いていて、撮影してみたのですが、ピンボケです(^_^;

P2232726

↑の山肌がむき出しになった場所も、土砂崩れの跡のように見えました。

P2232729

やがて、視界に綺麗な紅梅の大きな木が見えてきました。

P2232730

それは、ある民家の門に続く道沿いに植えられていた紅梅でした。

青空に映える梅の花を、通りすがりですが、お花見させていただきました。

P2232734

梅の木から50mも歩かないうちに、歩き始めの神社が見えてきました。

P2232736

二股まで帰ってきたのは16時33分でした。

思ったより早く帰ることが出来てほっとしました。

南川自然の家の駐車場まで戻ったら、先客の車一台はもうありませんでした。やっぱり、行きの車道歩きですれ違ったご夫婦の車だったようです。

そのまま、真っ直ぐ高速に乗って帰ろうかとも思いましたが、途中で立ち寄ったガソリンスタンドのご夫婦が私の壇特山行きをひどく心配されていたので、帰りに立ち寄って、無事下山したことを報告することにしました。

顔を見るなり「登ってきたんですか?」と尋ねられましたが、ちゃんと山頂まで行ったことを伝えたら、「早かったですね」と言われました。コースタイムから比較すると全然早くないですが、地元の方にとっては、結構厳しい山に見えるのかもしれませんね。

P2232742

帰りはナビを起動して高速インターに向かったのですが、途中、壇特山方面が良く見える場所があったので、5分ほど車を停めて眺めたり撮影したりしました。

壇特山の東に延びている尾根はかなり長いみたいですね。

いちばん低いところが日下峠でその近くの格好の良い山が笠ヶ峰のようです。

その東に見えているのは虎丸山?それとも本宮山?

まだまだ東讃の山々がよくわかってなくて、困ったものです。

年に一度か二度登るのが精いっぱいですが、植生がこちらの山とは少し違うので、機会を見つけてまた登ってみようと思います。

 

 

コメント(6)