比婆山で秋の花を楽しんだ翌週の週末、いろいろと見たり確かめたい花もあったりで、阿讃山脈に車を走らせたのは9月27日の昼前のことでした。
帰宅してから知ったのですが、この日は御嶽で噴火があった日で、ちょうど噴火の頃、仙台在住の親友からは栗駒山の紅葉の写メールが届いたりしていたのでした。御嶽のことは何も知らず、お互い、東北と四国の山を歩いていたわけです。全国的に快晴だったこの日、この時間帯、御嶽を歩かれていた人もさぞ多かったろうと思います。
山を歩く者の一人として、いつ事故に遭うかも知れないという覚悟は私もしていますが、まさかこんな形で山で命を落とすということは誰も予想だにしてなかったでしょうね。合掌・・・。
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秋のこの場所を歩くのはほぼ10年ぶりのこと。
10年前にこの場所で見ていたある花がまだあるかないかを見に行ったのですが、残念ながらもう見られませんでした。
その代わり、10年前にも咲いていた白花のアキチョウジが今も咲いてました。
アキチョウジは四国や中国地方の野山ではほぼどこにでも咲いている花です。
私はこの白花のアキチョウジを花散策をし始めて間もない頃に見ていたので、特に珍しいものとは思ってなかったのですが、その後10年以上あちこちを散策するにつけ、他ではあまり見られないことがわかりました。
10年ぶりで再会した白花アキチョウジ・・・懐かしかったです。
テイショウソウも阿讃山脈には多い花です。
以前は8月末になると待ちかねたように山に出かけて、ツルニンジンやテイショウソウ、キバナアキギリなどを見に行ったものでした。最近は秋の初めに石鎚山系や高知の山に登ることが多くなり、県内の山に行く機会が減りました。
それでもテイショウソウだけは愛媛や高知、徳島の山ではあまり見られないので、やっぱり県内の山に見に行くことになります。
草丈が50センチほどと比較的大きな植物で、葉と花を一緒に撮影するのが難しい植物です。
今回は草丈30センチと比較的丈の低い株を見つけたので、何とか全体の姿を撮影できました。
花は比婆山で見てきたモミジハグマと同じような花ですが、テイショウソウの場合も特徴は斑入りの綺麗な葉です。
この葉っぱは春にもロゼットが見られ、地味な山地の中でひときわ目につきます。
↑テイショウソウの花の画像です。
キッコウハグマと同じく、3つの小花から成り立っている花ですが、花だけを取り上げるとキッコウハグマの花のほうが小さくて可愛く、私の好みですね。
ともあれ、去年はたぶん見そびれてしまったテイショウソウの花、そしてほぼ10年ぶりに健在だった白花のアキチョウジを見ることができ、嬉しかったです。