前回の記事で書き忘れましたが、ダイセンキスミレを最初に見た辺りで、10分ほどの休憩を取っています。後から考えれば、休憩を取れるような場所はこの後ほとんどなかったので、Yさんもここで休憩にしたのでしょう。
その後、再び登り始めますが、この頃になると、そろそろ下りの人もちらほら見かけるようになりました。すれ違えるほどの道幅がないので、どちらかが待つわけですが、丁度この付近からイワカガミが咲いていたのです。イワカガミが咲いていると思っていたら、突然、上から落石。下ってくる男性2人組のどちらかが落としたようです。その石が、危うくRさんやPさんに当たりそうになったので、一瞬、どきっとしました。幸い、2人の間を落ちて行ったのですが、Yさんが石を落とした男性に厳しい口調で「もっと大きい声でラクと言わなきゃ」と注意します。たとえこぶし大の石でも、10mほども落ちれば、加速がついて下手すると大けがになりかねません。私たちも下山の時はくれぐれも落石しないようにしなければと、気を引き締めました。
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下りの人たちが通り過ぎてから、やっと撮影できたイワカガミです。
考えたら、四国のイワカガミには今年は会いに行かなかったので、これが今年の初見です。
これまた四国ではそれほど花つきが良くないマイヅルソウといっしょに咲いていて、北アルプスなんかで見ているのを思い出します。
↑まだ10時前と言うのに、そろそろ下ってくる人とすれ違うようになりました。
山開きと言うことで、車の中で仮眠して夜明けと同時に登った人も多いんでしょうね。
↑立派なクサボタンですね。
かなり大きな株でした。
夏もいろいろな花が楽しめそうでしたよ。
↑稜線までもうちょっとのようですが・・・
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オオバギボウシの群生も出てきました。
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沢を振り返ると、ものすごい勾配です。
こういう光景は四国の山では見られないですね。
荒々しい岩稜が西側に見えていて、その向こうが二ノ沢と思われます。
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道はかなり急勾配になってきました。
Yさんの足元でも咲いているダイセンクワガタを見つけ、急いで撮影です。
下を見ると、Rさんが登ってきています。
そのRさんの後ろの景色が何ともすごいですね。
この辺りは一昨年登った槍ヶ岳の飛騨沢の登りの風景をコンパクトにしたような感じですかね。
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オオバギボウシは花芽の立った株も見られます。
下山のときに、地元鳥取の方と途中までご一緒したのですが、鳥取東部ではこのオオバギボウシを食べる風習があるとか・・・。
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そのオオバギボウシの大きな葉越しにYさんが登っていかれる姿が見えています。
その向こうにほぼ垂直に見える大山南壁。
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下を見れば、最後尾で登ってくるPさんが見えています。
とにかく、ものすごい急登なので、私たちは手も足も使いながらの登りです。
Yさんから「そこにノウゴウイチゴが見えるだろう?」との声がかかりました。
あら、ほんとに足元に可愛いイチゴが見えてます。
これが、長年見て見たかった、ノウゴウイチゴの果実?
まるで、私たちが普通食べているイチゴの果実を2回りほど小さくしたような可愛いサイズでした。
一粒だけお味見させてもらいました。
ノウゴウイチゴは食用に栽培されているオランダイチゴの仲間で、その果実は美味しいというのは前々から知っていたのですけど、何しろ私がいつも北アルプスで見るのは花ばかりで、果実は見たことがありませんでした。
Yさんによると、大山はノウゴウイチゴの分布の最西端だそうです。
因みに果実のお味は甘酸っぱくて美味しいです。
これで、ノウゴウイチゴに関する長年の願いも一つ叶いました。
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因みにノウゴウイチゴの花は↑のような花で、この画像は2009年に北アルプスの朝日岳で撮影したものです。
Pさんも、何とか登って来てますね。
眼下には二ノ沢も見えてきたようです。
高度感が素晴らしくて、しんどいのですが、やっぱり何枚も撮影してしまいました。
この辺りで、咲いているツガザクラを見ました。
周囲にはイワカガミやダイセンオトギリの葉、シコクフウロの葉なども見えています。
ダイモンジソウの葉もあちこちで見かけました。
下の方のグリーンの森は大山のブナの原生林でしょうね。
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ここでもダイセンクワガタが咲いています。
西側を見ると、圧倒されんばかりの岩尾根です。
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Rさんがイワカガミの群生にカメラを向けました。
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私も負けずに・・・・
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下を眺めると爽快感もありますが・・こんなところを登ってきたのだと感心するやらあきれるやら・・・
上を見ると、赤テープらしきものも結んでありますね。
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崩壊場所ぎりぎりのところを木に掴まって登ります。
Yさんから、「必ず片手以上は木を掴んでいるようにと」いう指示が飛びました。
三点確保ですね。
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下の方で見かけたときは、茎が伸びてなくて、ダイセンオダマキかと思い込んでいたのはカラマツソウの仲間でした。
花はもう少し先のようです。