9月の中旬までずいぶん忙しかったのですが、10月に入ると一段落して時間ができました。
ところが、9月末の高知花散策で長時間運転したためか、珍しく風邪気味になってしまい、10月最初の週末は自宅で大人しくしていました。山登りよりもある意味疲れたようです(^_^;
とはいえ、大人しくしていたおかげで直ぐに体調が戻ってきて、そうなると天気の良いうちにどこかに登りたくて気もそぞろに。前々から徳島の塔の丸には登ったことがなかったので、10月6日に塔の丸にでも行こうかと言う気分になってきました。
この日はほかの山友達の方もお仕事だったりで、単独で行くことにしましたが、前夜の天気予報を確認するとどうやら7日のほうが天気が良くなってきたようです。一応、目覚ましは5時にセットしたものの、一人で行くとなるとうまく起きられるかな?
案の定、5時にいったん目覚ましで起きたものの、二度寝してしまい、次に目覚めたのは6時20分でした。時間が遅いので、行くかどうかちょっとの間悩みましたが、天気が良さそうなので出かけることに決定。
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↑この日登った塔の丸山頂付近の様子で、寛いでらっしゃる数人の方は山頂でお会いした地元のパーティーの方たちです。
後の剣山は山頂についてしばらくした頃にはガスがでてきましたが、私が着いた頃にはまだ綺麗に見えていて、展望を楽しむことができました。
さて、当日6日は結局大急ぎで支度をして朝6時45分に自宅を出ました。
剣山方面に行くには、我が家からだと三頭トンネル経由ですが、この日は放射冷却で良く冷え込んだかトンネル直前では気温8℃と早くも一桁気温です。9月下旬に比婆山の麓で13℃しかないと騒いでいたというのに、香川でもこんなに冷え込むようになっていたんですね。途中、土器川の河川敷や車道端の草が朝露に濡れてそれはそれは綺麗です。
車を停めて撮影したいのはやまやまですが、ただでさえ出発が遅かったので、ぐっと我慢してひたすら車を走らせました。
香川は真っ青な空が広がっていたのに、トンネルを出て徳島側にでてきたら、なんと剣山が見えません。貞光から一宇へ向かう道沿いもどんよりと曇っています。これでは塔の丸もガス覚悟の歩きとなるかな~?
でもここまで来たら、行先を変えるのも面倒だし、このまま進むよりほかないな・・・・などと考えながら国道438号を走っていると、「そばの花咲く猿飼観光農園」というのぼりが何本もはためいています。
そんな観光農園があるなんて、初めて聞いたな~と思いながらも、興味をそそられたのでのぼりの示す方角へ行ってみました。ただでさえ遅い出発なのに、物好きな私です(^_^;のぼりが示す場所は以前一度立ち寄ったことがある鳴滝の方に向かうようです。鳴滝を通り過ぎたなおも進むと、道は登り坂になっていて、「どこまで登るのかしらん?」と思う頃、ソバ畑が見えてきました。その後も登り坂を登って行くと突如と言う感じで集落が現れました。
駐車場の矢印があったので、それにしたがって進みます。
駐車場についたのは8時半前のことです。
徳島ではよくあることですが、険しい山の上にも集落が結構あるのですよね。
駐車場になっていたのは、後でわかったのですが、廃校になった分校の校庭のようです。
たぶん里道があるだろうとは思うのですが、最初は車道を下っていきます。駐車場はソバ畑より上にあるのです。
車道のすぐ下の畑にはユズが色づいているようです。
道ばたで咲いているのはクサノオウとキツネノマゴと言う春と秋の花のツーショットでした。
眼下に見えるのは貞光川と先ほどまで走っていた438号ですが、これがえらく下の方に見えます。
ふだんは剣山に行くのになにげなく走っている道ですが、こんなすり鉢の底みたいなところを走っていたのかと今さらながらびっくりしました。
こういう険しい地形が四国の山の特徴ですね。
石積みに案内図がかかっていました。
それによると、車を停めた駐車場は猿飼小学校のようですね。
どなたもいらっしゃらなかったのですが、一応、箱の中に500円玉を入れて、ソバ畑に入らせていただきました。これも後でわかったのですが、この前日の10月5日にソバ畑が一般公開されていたそうです。
先ず目に飛び込んできたのはこんな光景でした。
普通ソバ畑と言うと、一面真っ白に広がる光景が多いですが、ここは急斜面にそばが植えられています。
更に下って行くと、まるで転がり落ちそうな斜面で、その斜面にソバの花が真っ白に咲いています。
下の方に見えているのが貞光川と438号です。
下を走っていても、上の方にこんな集落や畑があるなんて全然気づきもしないですね。
検索してみたら、この畑の斜面は斜度が25度もあるそうです。
こわや~。
畑を耕すのも命がけですね。
いかにも徳島らしい眺めと言えば言えるかも・・・・。
想像していたソバ畑とは全然違うソバ畑を眺めることができました。
全国広しと言えどもこんなソバ畑も珍しいでしょうね。
駐車場までの登り道を今度は里道を歩くことにしました。
早速、草むらの中でヤマラッキョウの蕾を見つけました。
この辺りなら、ヤマラッキョウも普通に咲いていることでしょうね。
石積みで濃い色のアサガオも咲いています。
標高が高いと、花の色が綺麗に出ますね。
里道は人一人が歩ける幅の道です。
祖谷の落合集落を訪れたときに、里道と言う言葉を知りました。
道沿いには桑の木が植わっています。
いまだに養蚕をしているんでしょうか?
ものすごいところに半鐘が見えます。
里道はいわばショートカットの道なので、車道に比べるとずいぶん早く駐車場である猿飼小学校に着きました。
山の中に建つ校舎です。
ガラス越しに、廊下に張られた掲示物が見えました。
「おいのこさん」って何でしょう?
車道はまだ上の方にも続いていて、興味がありましたが、それ以上見ていると山に登れなくなるので、後ろ髪をひかれる思いで下ります。
校庭の周囲に植えられていたサザンカが早くも咲いていましたが、廃校となって手入れされてないのかツルが絡み付いています。
438号へと下って行く途中で撮影したソバ畑です。
30分少々の寄り道となりましたが、珍しいソバ畑を見ることができました。
それにこんなことがなければ、いつも走っている遥か上のほうにあんな集落があったとは知らずに終わっていたことでしょうね。