ヤッコソウが自生しているのはどの辺りだったかしらん?とPさんと話しながら登っていきます。
Kさんは鈴ヶ峰には初めていらしたそうで、それもそのはず、高知にはヤッコソウの自生地は何か所かあるのですから、わざわざ徳島まで見に来ることはないでしょうね。けれどもお寺の境内などで生えているのと違い、山登りで見るヤッコソウは歩いた分だけ感動が違いますね。
気温はずいぶん上がっているようで、20℃はあろうかと言う中、登っていると汗だくになります。
前回の砥石権現では冷たい風の中を歩いたので、寒かったのですが、その後の山歩きでまたまた汗だくになろうとは思いもしませんでした(^_^;
そろそろヤッコソウの自生地なのでは?などと言いながら歩いていくと、先行者の方がおられました。車道の広くなった場所に駐車してあった車の方のようです。よく見ると、なんと大きなカメラを持参されています。こんなカメラを持っていらっしゃるとは、もしかしたらTV局のカメラマン??
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出会った方は徳島の民放のテレビ局からヤッコソウの撮影に来られていたカメラマンでした。
その辺に良い個体があるからそれを撮影すると良いよと教えていただいたのが↑の個体です。
時期的に今年はヤッコソウも開花(というのかどうか?)が早かったようで、黒ずんだ個体が多かったのですが、それでも久しぶりに見るヤッコソウはやっぱり可愛い・・・。
カメラマンの方に頼まれて、Pさんと私とでかわるがわるモデルを務めることに相成りました。
徳島のテレビなら知っている人が見てることもないだろうと、後は野となれ山となれの心境です(^_^;
まぁ、カメラマンさんもただヤッコソウだけ撮影するよりは、ヤッコソウを見に来た私たちがいたほうが絵になるということでしょうね。もう少し若い山ガールだったらもっと良かったんですが、生憎でした。
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撮影されているカメラマンさんのカメラの前に点々と見えているのが全部ヤッコソウです。
大きさがわかると思います。
上から撮影すると鱗片葉の付け根に蜜が溜まっているのが良くわかりますね。
蜜ですから舐めると甘いそうですが、舐めるのを忘れてしまいました。
ヤッコソウ自生地に立っている説明板は3年前と同じままです。
ヤッコソウの近くでは↑のような白い果実をつけた低木も目につきました。
イズセンリョウに似ていると思いましたが、帰宅して調べると、やはり宍喰付近にはイズセンリョウの自生があるので間違いなさそうです。
イズセンリョウは香川でも見ていますが、11月に見たことはなかったので、見たときには確信までは持てませんでしたが、何とか直感は合っていたようです。この後、下山してから普通のセンリョウも見ていますから、この辺りはイズセンリョウとセンリョウ、どちらも自生するようです。
ヤッコソウも無事見られたことだし、あとは山頂まで登って、お昼ご飯にしましょうか。
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山頂直下に、古いお寺の跡があって、確か五右衛門風呂の釜を見た覚えがありました。
すると、今回も階段を登ったところに同じ釜がありました。
人間の記憶って、変なことを覚えているものですね。
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お寺の跡を過ぎると、山頂はすぐそこです。
ウバメガシの生えた稜線を辿ると、少し風が吹いていて、汗だくの体に気持ち良いです。
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13時35分、山頂に着きました。
3年前と同じく、気持ちの良い眺めが広がっています。
低山でも海に近い山は展望抜群ですね。
サーファーたちを眺めた海も綺麗に見えています。
贅沢な眺めを見ながらお昼にしました。
お昼はコンビニで買ってきたおむすび弁当ですが、開放感いっぱいの素晴らしい場所で食べるので、美味しいことこの上なしですね。
おまけに食後はKさんに冷えたアイスコーヒーをご馳走していただきました。
11月にもなってアイスコーヒーを飲むなんて、香川では考えたことがなかったのですが、この日の登りの暑かったこと・・・・良く冷えたアイスコーヒーがとりわけ美味しかったです。
さすがに南国高知のKさんです。
とはいえ、朝方の那賀川のほとりではホットコーヒーが美味しかったんですけどね(^_^;
要は四国は海あり、山ありで、いろいろな気候を楽しめるということに尽きるのでしょうね。
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遮るもののない太平洋の水平線は、ふだん見慣れている多島美の瀬戸内海とは一味も二味も違います。
それぞれの良さがありますね。
気持ちもお腹も満足したところで、下山にかかりました。
下山はあっという間でしたが、3年前に見かけたオオナンバンギセルを探しながら歩いたものの、今回は見つけることができませんでした。
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↑鈴ヶ峰登山口に立っている説明板です。
ヤッコソウは国指定の天然記念物なんですね。
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登山口周辺から眺める鈴ヶ峰です。
これでも394.7mあるんですね。
周辺の植生は魅力的なようですが、なにぶん遠いので、なかなか来られないのが残念です。
さて、ヤッコソウを見たら、後は帰途に就くわけですが、Kさんが室戸周辺を案内してくださるそうで、私たちも室戸岬経由で帰ることにしました。