もう数年も前から、花仲間の方たちに高知にジョウロウホトトギスを見に行きましょうと誘われていたのですが、その頃になると何か用事ができてしまい、見に行けないまま5年近くが経ってしまいました。
今年も10月上旬に息子の結婚式があったので、今年もダメだろうなと思っていたのですが、運が良い時というのはとんとんと話が進むものですね。
10月2日にひょんなことから見に行くことができました。
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↑葉焼けもほとんどせず、見事な状態で咲いていました。
自生地と言ってもせいぜい10株かそこいらが咲いているのかと想像していたのですが、どうしてどうして100株は下りません。
私自身は10年近く前に知人からいただいたキイジョウロウホトトギスを育てていますが、それまではトサジョウロウホトトギスとキイジョウロウとはどう違うのか?と思っていましたが、今回、自生地で観察してよくわかりました。
まず、葉が(トサ)ジョウロウホトトギスは幅が広くキイジョウロウほどつやがないようです。
↑今朝、自宅で撮影したキイジョウロウホトトギスです。
葉が細いです。
次に花冠の内側の赤褐色の斑点ですが、(トサ)ジョウロウのほうは花冠の縁までびっしりと斑点があります。
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去年自宅で撮影したキイジョウロウのほうです。
斑点はありますが、縁までびっしりというわけではありません。
(トサ)ジョウロウの花です。
よくわかるように上向きに手で持ってみました。
花自体もキイジョウロウよりトサジョウロウのほうが大きいような気がするのは、これが自生地で環境が良いせいかもしれません。
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外側から見る限りでは、花は同じです。
↑撮影するには恵まれている場所です。
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↑この場所は日の光が少し差し込むのか葉先が焼けています。
自宅でキイジョウロウを育てる際にも、5月から9月いっぱいはまったく日の射さない場所に鉢を置きます。でないと、すぐに葉焼けするのです。
自生地は正面からの日差しは木の葉である程度遮られるようになっていました。
岩壁から直接、茎が出ています。
つまり岩に着生している状態なので、盗掘などを免れているようでした。
ホトトギスは種ができやすいので、種が岩に落ちて育ち、着生しているんでしょうね。
茎は長いものは岩から70センチほど下垂しています。
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想像していたよりずっと無造作にたくさんの株が咲いていて、まさに想像以上でした。
この植物そのものはかなりたくましいようです。
とはいえ、ジョウロウホトトギスの仲間は空中湿度が高い場所を好むようで、自生地はずいぶん蒸し暑かったです。
気温が高いこと、湿度が高いことが生育条件になっていると感じました。
数年前から見たいと思っていた花に、今年のように悪天候続きで多忙だった秋に見られたのは、ほんとに運が良かったというべきでしょうね。