里山に咲くフデリンドウ。4月19日撮影。
この可愛い真っ青なリンドウは草丈はわずか5センチほど。高山の麓にも咲くが、こちらの里山ではたいていの山で見かける。フデリンドウは野草店で売っているのも見かけないから、まだまだ盗掘などの対象にはなってないようだ。太陽の陽射しを浴びないと開かないので、目に付きにくいのも幸いしているかも。私にとっては、この花を見ないと春になった気分がしないという花。
ヒトリシズカは高山の麓でもよく見かけるが、これがごく身近な里山にも咲くと知ったのは驚きだった。
葉っぱもツヤツヤとしてまだ芽を出して間もないのが3本ほど固まって咲いている姿は、口では言い表せないほど可愛い。
ヒトリシズカの直ぐそばには、優美なイチリンソウ。まだ開花したてなのか、葉も花びらも瑞々しい。この場所は3月末から葉っぱを確認していたので、花を楽しみにしていたもの。
シベがピンクで愛らしい。これらの花が海抜200mほどで咲いている。素晴らしいとは思いませんか?
この自然は絶対に守りたい。
自生の花が咲いている姿はこのときが初めてだったバイカイカリソウ。花が咲いている株は少ないけど(もしかしたら盗掘に遭っているかも)株はあちこちで見かけたので、環境が変わらなければもっと咲くはず。
タンポポを小さくしたような草丈わずか5センチもない小花は、2004年春に初めて見て虜になってしまった。蕾は赤みを帯びていて、開花してからもわずかに紫色を帯びた花びらが愛らしい。秋の閉鎖花とはどうしてこんなに違うの?というほど、趣が180度異なる。