2005年、野山の花ベスト100,4月②

4月は里山には何度も足を運び、皿ヶ嶺に登り、下旬には恒例の剣山の花詣でに。

花めぐりには気候も一番よく、お天気さえ良ければ、毎日でも野山に行きたい季節だ。

Dsc00140_1

里山に咲くフデリンドウ。4月19日撮影。

この可愛い真っ青なリンドウは草丈はわずか5センチほど。高山の麓にも咲くが、こちらの里山ではたいていの山で見かける。フデリンドウは野草店で売っているのも見かけないから、まだまだ盗掘などの対象にはなってないようだ。太陽の陽射しを浴びないと開かないので、目に付きにくいのも幸いしているかも。私にとっては、この花を見ないと春になった気分がしないという花。

Dsc00123_2 ヒトリシズカ。4月5日撮影。

ヒトリシズカは高山の麓でもよく見かけるが、これがごく身近な里山にも咲くと知ったのは驚きだった。

葉っぱもツヤツヤとしてまだ芽を出して間もないのが3本ほど固まって咲いている姿は、口では言い表せないほど可愛い。

Dsc00225 ヒトリシズカの直ぐそばには、優美なイチリンソウ。まだ開花したてなのか、葉も花びらも瑞々しい。この場所は3月末から葉っぱを確認していたので、花を楽しみにしていたもの。

Dsc00227_1 白い花のケスハマソウ。

シベがピンクで愛らしい。これらの花が海抜200mほどで咲いている。素晴らしいとは思いませんか?

この自然は絶対に守りたい。

Dsc00231_1 自生の花が咲いている姿はこのときが初めてだったバイカイカリソウ。花が咲いている株は少ないけど(もしかしたら盗掘に遭っているかも)株はあちこちで見かけたので、環境が変わらなければもっと咲くはず。

Dsc00233 センボンヤリの春の花。

タンポポを小さくしたような草丈わずか5センチもない小花は、2004年春に初めて見て虜になってしまった。蕾は赤みを帯びていて、開花してからもわずかに紫色を帯びた花びらが愛らしい。秋の閉鎖花とはどうしてこんなに違うの?というほど、趣が180度異なる。

コメント(4)