テイショウソウは花だけを見るとハグマ類によくある花で、特別美しいとは思えないが葉に特徴がある。
草丈は30センチを越すような大型の花なので、花と葉が一緒に撮れないのだが、葉っぱはこんな風に斑入りで、これだけで観賞価値があるぐらい美しいと思う。
私の大好きなヒメヤブラン。ヤブランは割合どこででも見かけるし、鳥が運んでくるのかうちの庭にも勝手に生えてきたが、このヒメヤブランは自生場所を私は今のところ1箇所しか知らない。
草丈は10センチほどで茎の先端に2~3個の淡い紫色の花を咲かせる。葉の色も淡い緑色でヤブランに比べて数段可愛い。
これは例外的に花をたくさんつけているが、たいていは一輪か精々二輪しか花をつけいていないヤマジノホトトギス。これも山では初秋の定番の花。
シロバナサクラタデはそれでも何箇所か自生する場所をしっているけど、サクラタデは一箇所しか知らない。この場所のが絶えてしまったらもう見られないので、なんとか残っていて欲しいもの。
秋はタデ科、豆科、キク科の花盛りだが、野山の豆科の花には珍しく淡い紫色が上品なヤブマメ。これはちょっとした野山でよく見かける。
関西では赤花ゲンノショウコが多いというが、香川で見かけるのは圧倒的に白が多い。
野山の花ではないけど、徳島との県境付近には秋ともなると真っ白なそば畑があちこちで見られる。この畑のはまだ花が咲き始めたばかりだったが、丁度ガスが流れてきて、少し幻想的な眺めを楽しむことが出来た。