ツルリンドウは8月末から花を見ていたのに、ここで初めてのアップになった。
野山を歩くものにとっては秋には必ず見かける定番の花だ。
淡い紫ともブルーともつかない花は直ぐに受粉して赤い果実をつけようとする。
目が慣れないと最初は見つけ難いかも知れないが、8月末から10月末頃までと花期が長いので、その間に山に行くと何度も見ることが出来る。
これも秋の野山では必ずと言っていいほど見かけるアケボノソウ。この画像では見られないが、花弁の模様の緑の円は蜜腺があって、よく蟻がここにとまっている。
それほど山奥に行かないでも、沢沿いならば、車で林道を走っていてもよく目にする。
こちらの野山でも良く見かけるニョイスミレの変種だそう。うあはり湿った場所を好むようで、花期は4~6月とあるから戻り咲きに違いない。
同行したネット花友さんと「なんでこんなところにマーガレットが咲いてるんやろ?」と不思議がっていたら、マーガレットではなく、この湿原付近の固有種であるミコシギク。まるでシャスタデージーかマーガレットそっくりの花だが、よく見ると葉っぱが違う。
四国の山では良く見かけるリンドウだが、全開していることが少なく、今年は陽射しは充分だと思ったのに、開いている花を見ることが出来なかった。三重の朝熊山(アサマヤマ)で見つかったのでこの名がついたとか。普通のリンドウより色が優しいと思う。
今年はずいぶん小さい株が多かった。
この山に10月に登る目的はこのセンブリとアサマリンドウだ。
同じ山で、生まれて初めて見たツクバネの実。デジカメの充電切れで仕方なく携帯のカメラで撮ったもの。それにしてもこの不思議な形の実はよくぞこんな実が自然につくものだと感心してしまう。