ようやく仕事も一段落して、今日は時間が取れたので、銀行に行ったついでにそのまま南に車を走らせました。
いつもは琴南経由で徳島に抜けることが多いのですが、今日は道順の都合でR32を猪鼻峠経由で徳島に。猪鼻越えは今も香川から徳島、高知に抜ける大動脈です。
午前中は青空が広がって、快適なドライブと思ったのですが、峠では小雪もちらつきました。気温はそれでも7度ほどあったので、スリップだのなんだのということはなくて、ラッキーでした。
猪鼻トンネルを抜けるとすぐに見えた光景です。国道32号から谷を隔てた向こう側の山の斜面にはうっすらと雪に覆われた集落が見えました。徳島ではびっくりするような山の上にも必ず集落があって、それが平家の落人伝説などと結びついているようです。
猪鼻峠付近の紅葉です。落ち着いた赤茶色に染まった木は、たぶんコナラではないかと思いますが、近付いて確かめたわけではないので、間違ってるやも知れません。
こちらの山の紅葉はこの色が一番多くの面積を占めるようです。
もう少し時間があれば、ほんとは祖谷渓のまだ奥に位置する名頃というところまで行きたかったのですが、冬は日暮れも早いですし、途中まで雪と紅葉を楽しみながらドライブです。名頃は三嶺の登山口になっているので、一度は確かめておきたい場所です。
フユイチゴが道端のいたるところに実っています。もっと時間があれば、きっとジャムを作るぐらい摘めたことでしょう。お味も11月に比べると甘味が増してきたようです。
少し開けた明るい場所ではシマカンギクが寒菊の名に恥じず、元気に咲いてます。
これは道の山側の岩肌に咲いていた株です。葉が寒さのために紅葉しています。
谷側のほうの道端にも、いたるところでシマカンギクガ咲いています。
ゲンノショウコはさすがに花は終っていて、ミコシグサになっていました。
山側にはナンテンの木もいっぱい生えていて、赤い実が鮮やかです。画像中央下にはシマカンギクも咲いています。
山の斜面にはやはりうっすらと雪が積もっています。奥に見える山は中津山かなぁ。
その道をそのまま進めば、祖谷渓に辿りつく筈で、有名な祖谷のカズラ橋も見られますが、今日は時間がないので、画像中央の青い橋を渡って、R32に戻ります。
橋の下の流れは勿論、四国三郎、吉野川です。