とは言うものの、二ヶ月間は運動禁止を申し渡されているので、山はもう少し我慢しないとね。
2日の夜からアルバイトの休みがもらえるという神戸の息子のところに、日帰りでちょこっと行ってきた。帰りは交代で運転して帰ったので、例の、夜の高速を運転していると眠くなる症候群もなんとかセーフ。
風見鶏館と眼下に見える三ノ宮のビル。
この北野界隈には1977年頃には時々来ていた。結婚前の気楽さで、友人と三ノ宮からぶらぶらと歩いてにしむら珈琲店で珈琲を飲みながら一服したり、近くにあったフロインドリーブのパン屋さんに立ち寄ってパンを買ったりしながら、坂道を登ったものだ。
NHKの朝の連続ドラマで一躍有名になった風見鶏館だが、イマドキこの界隈を散策している若者たちには、そのドラマさえ生まれる前の出来事なのかも知れない。
画像は風見鶏館と呼ばれているトーマス家住宅の食堂。
こちらは隣りに建つ、小林家住宅。(旧シャープ邸)壁面に塗られた緑色から、萌黄の館と呼ばれているらしい。邸内には楠の大木が数本植わっており、屋敷の古さをうかがわせる。
簡潔な作りで、落ち着いて眠れそうな部屋だ。
どちらの住宅も六甲の山を背にして建てられており、海に向かった南側には広いバルコニー(窓があるのでサンルームかも)を取っており、眼下の街並みと瀬戸内海が一望の下に見下ろせるロケーション。
北野界隈は25年前に比べると小さな御土産物屋さんがごちゃごちゃと増えて、街並みとしては昔より落ち着きがなくなったようだ。以前は山手の閑静な住宅街といった風だった。
坂を下っていると小さなお店があった。外国のチョコレートだけを売っている小さな小さなお店で、80代と思しきお爺さんが一人で店番をされている。今では普通のスーパーでも簡単に手に入るようになったが、昔はなかなか食べられなかったフランスやスイスのチョコレートが少しずつ並べられている。サッカーボールみたいな形をした丸いチョコやリンゴにチョコがかかったフランス製だと思われるチョコ。これ、どこかで見たことがあると思ったら、私が中学ぐらいのときに叔母がよくハワイに行ってはお土産に買ってきてくれたものだった。もしかすると叔母が神戸のこんなお店でで買ってきてたのかも知れない。だって、並んでいるチョコはどれもヨーロッパ製のものばかりだった。
店番のおじいさんに「にしむら珈琲店は今もあります?」とお尋ねしたら、「会員制だったお店は直ぐ下にあるし、中山手のお店もありますよということだったが、探してみたけど、どうもその場所は工事中のようだった。
仕方なく御影のにしむら珈琲に車で立ち寄ってみたが、生憎と満席。
そこで直ぐ裏手にあったケーキ屋さんでアップルパイとチーズのタルトを買った。
クリームチーズ「のタルトはとても美味しくて満足した。それにしても神戸に来ると食べるものが美味しいので、どうも食べ過ぎていけない。
小さなチョコレート屋さんで買って帰ったチョコはほとんどが子供たちに食べられてしまって、このドロステのミルクチョコだけがかろうじて残ってる。