キンポウゲ科の花は下を向いて咲くものが多いので、真上から見下ろしただけでは様子がよくわからない。鉢植えなので、鉢を少し斜めにして下から覗き込むようにしたら、これはもうはっきりと蕾だ。
しかもかなり膨らんでいるから、花を見るのもそう遠くのことではないだろう。
鉢の中に芽出しを確認したのがつい10日ほど前のことだから、あれよあれよという間の展開だ。スプリングエフェメラルの芽吹き後は殊のほか進行が早い。
こちらも冬の間すっかり地上部がなくなっていたサクラソウだが、この前から緑の小さい小さい葉っぱが顔を覗かせた。
ラベルがなくなっていて、冬の間は、てっきり枯れてしまった空ポットだと思っていた。
しかし、去年の春に、空だと思っていた鉢やポットからいろいろな芽が出てくるのを見たので、ポットの整理をするのは5月頃と決めたのだ。
一方、晩秋からずっと花芽をつけたまま、約半年近くの間、じっと蕾を眺めることになるものも多い。
庭の白花沈丁花は今冬の寒さに、殊のほか膨らむのに時間がかかっているが、中にはうっすらと白い色がわかるようになってきたものもある。
プリムラ・オーリキュラはやはりこんな不自然な開花しかしなかった。
あまり出来の良くない株からの花だし、こんなに早く咲いたものだから尚更だろう。
しかし、香りは良いようだ。