車を邪魔にならないようにとめたら、山靴に履き替える。
普段は薄手のセーターの上から登山用のシャツを着るのだが、今日は冬型の気圧配置のせいで海からの風が容赦なく吹き付けてくる。風が強いと体温が奪われるので、薄手のセーターの上に少し厚手のセーター、そしてその上から薄手のジャンバーを羽織る。
歩き始めたら、直ぐ近くにツルウメモドキ。
11月にここに来たときには、まだツリガネニンジンやヤマハッカ、ワレモコウなどが咲いていたが、ツルウメモドキには気がつかなかった。辺りはすっかり草刈されたり、野焼きをされているが、これだけ、残してくれたのかも知れない。
登り始めて直ぐに聳えている鉄塔。手前のノイバラの赤い実が青空に映える。
道は、比較的最近に草刈などをして整備されたらしく、とても歩きやすい。いきなりの急登だが、それはまあ仕方ないことだ。
風が強くて寒い寒い。この辺りは山の斜面の傾斜が緩いので直登しているようだ。
近くにはツワブキの葉っぱが見える。もしかして自生のツワブキ?と思ったが、祠のそばに地元の人が植えたものという可能性が強そうだ。海の直ぐ近くの山だから、まるっきり可能性がなくはないが・・。
以前、東讃の海岸でツワブキの自生を見たが、それは海岸だったものね。
ツタやこのムベ、アケビといったツル性の植物がすさまじく繁っていて、草刈をしてくれてなければ、ちょっとしたヤブコギになっていたかも。
木はトベラ、ユズリハ、ビワなどを目にした。