で、これをどこで見かけたかというと隣町のJAの産直市。
JAは最近ほとんどの支所で産直市なるものを開いていて、切花や野菜などもスーパーで買うより随分安いので、近くを通りかかったら寄ることにしている。パンジーやビオラなどの苗もしっかり育てられたものが、市価より安く売られている。そしてその苗たちにまじってこのユキワリイチゲの鉢が500円で売られていた。ユキワリソウ(オオミスミソウ)の開花株の寄せ植えやショウジョウバカマなども10鉢ほども並んでいるだろうか?
前日に山でユキワリイチゲの自生を見たばかりなので、なんとも複雑な気分だった。
ユキワリイチゲは種はほとんど結実せず地下茎で増えるから、この並んでいる鉢はもとを辿れば、山に自生している株ということになるだろう。
土は山野草に適した用土にきちんと植えられ、丁寧に管理されているようだ。業者ではなく、たぶん山野草愛好家が出品した品で、鉢には出品者の名前もきちんと記されている。
しばらく迷った挙句、一鉢、購入することにした。
いろいろな思いが渦巻くが、購入した以上は私が責任を持って管理することだろう。
自生地で観察する限りは適度な管理さえすれば、繁殖させることは容易だと思う。