ハナシノブ(ポレモニウム)の仲間は4年程前に初めて種を播いた。
その頃は、まだ園芸種ばかりを育てていて、花はすべて栄養たっぷりの培養土で育てるものだと思い込んでいて、どえらく葉っぱのよく繁った株に育ててしまい、結局、花を見ないうちに夏の暑さと雨でだめにした。
その翌年は市販の苗を買って、何とか開花にこぎつけた。また翌年はカラフトハナシノブの種をいただいて、何とか咲かせることが出来た。
そして今年のハナシノブは白花だ。
種は仙台のブーママさんに分けてもらったもの。
ハナシノブの仲間は種をたくさんつけるし、その種を播くとこれまた抜群の発芽率だ。育苗も随分簡単で、どんどん大きくなる。しかし、そのぶん、こまめにポット増しをしたほうがいいようだ。でないと、すぐに根詰まりする。少し暑くなってくると水もこまめにやらないと水切れしやすい。
二年前まではちゃんと鉢植えしていたが、今年は20株ほどできたので、1鉢だけ鉢植えにしてあとは地植えにしてある。去年も地植えにしたところ、よく咲いたからだ。
地植えだと管理が楽だ。ただし、暑くなってくると大変なので、なるべく涼しいうちにに咲かせるほうがいいかな<ぁ。幼苗は暑さにも強いので、なるべく採り播きで早めに苗を育てると良いようだ。
バックの紫色のビオラは自家採取の種から育てたYTTソルベ。
ハナシノブはもともとは北岳や阿蘇、北海道に自生している野草だけど、園芸種として流通しているのは外国原産のセイヨウハナシノブが多いようだ。
しかし花はどれも良く似ていて、そのうえどれも美しい。
バックの黄色はこれもブーママさんに種をいただいたコリダリス・マガダニカ。
隣りの紫色はカンパニュラ・パツラ。