花が立ち上がって咲き、まるで波頭が立ったように見えるのでタツナミソウという。お茶花としては有名らしくて、私がタツナミソウの名を初めて知ったのは、あるお茶会でのことだった。お茶会のあと、その日のお道具や茶花の解説をしてくださるのだが、お道具もさることながら、私にはタツナミソウという花の響きがとても気になったのだった。
4年前に、自生のタツナミソウを(コバノタツナミソウだったか)ある場所で見つけて、それは感動したものだった。そして、その頃から野草散策が私の生活の一部になった。
この時期はどこの山でも見かけるホタルカズラ。しかし、この山の1合目辺りは、去年、木が伐採されたのでホタルカズラを見なかった。それが昨日は以前に咲いていたように、樹林下のあちこちで咲いている。
同じく、伐採にあった木に絡みついていたシロバナハンショウヅルは絡みつく主がいなくなったが、たくましく地面を這いずって花を咲かせている。
登山口付近のガマズミ。10日前にきたときには咲いていたっけ?ガマズミも今からの季節はあちこちで見かけることになるだろう。
薄曇りなので、フデリンドウの花は穂tんど閉じている。
川の土手にはスミレ(マンジュリカ)が咲いている。そうそう、去年もここで写真を撮ったよね。
やっぱり川の土手で群生しているノヂシャ。小さい花だけど、よく見ると淡い水色で愛らしい。これは食用になるそうで、どこかのHCのハーブコーナーで見かけたよ。