ネジバナ

今年もまたネジバナの季節になった。

ネジバナは小さくとも国産のれっきとしたラン科の花である。

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毎年、芝生に出てくるのはもう7年も8年も前に千葉在住の先輩Oさんが送って下さったものだ。

といっても種で毎年新しい株に変わっているのだろうと思う。

あれは平成何年だったか?まだ私がネットを始める前だから7年ぐらい前だなぁ。

山登りの同好会の女性メンバー6,7人で京都を旅したのだった。その後も年に一度か2年ニ一度のペースで、各地を旅したり東京で集まったりしている。

京都の清水寺の庭を散策していて池のほとりにネジバナが一輪咲いていた。

Dsc00848_2 どういうわけかその前年に満濃池のほとりでネジバナを始めてみて人目で気にいった。その頃から山野草に惹かれる要素は充分にあったようだ。

清水寺のネジバナを見つけて先輩のOさんに何気なく「ネジバナって好きなんですよね」と話したら、帰宅して一週間も経たない間にOさんからペットボトル入りのネジバナが送られてきてびっくりした。

その頃は植物の苗を郵送でやり取りしたことはなかったので、そんな風にして生きたままの植物を送れるということにも驚いたが、何より私の何気ない一言をちゃんと覚えてくださっていたと言うことに感激したのだった。

そんなわけで、それ以後うちの芝生にはネジバナが住み着くことになった。

芝生を大事にする主人に雑草と間違われて抜かれたり、去年は花穂が上がった後に虫に食べられて花が見られなかったり、まぁ、年によっていろいろとあるが、それでもこうやって今年もちゃんと咲いてくれた。ありがたいことだ。

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↑画像で後ろのほうに見えているポット植えのネジバナは

秋に何かのポット苗を買ったときに用土に種が紛れ込んでいたらしい。何だかわからなくて4月にとりあえず別のポットに掘り上げておいたもの。何の花だかしばらくわからず、皆様をお騒がせした。

用土にいろいろな種が紛れ込んでいたりするのは割と良くあることで、それもまた楽しい。

ともかく、今年はこうやって素性の違うネジバナが同じ時期に咲いてくれたのはほんとに嬉しい。

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