この付近のアジサイは不思議と白い花ばかりだ。
同じ山でも少し違う場所ではピンク色のも先日は見かけたのだが、やっぱりPHの関係だろうか?
ヤマツツジもまだまだたくさん咲いていて、新緑の名残を残した若葉の林に映える。
このヤマツツジはシロバナウンゼンツツジと交配でもしたのか色が淡く花も小さい。シロバナウンゼンツツジもこの付近には多いそうで、名前はセトウチウンゼンツツジと変わったそうだ。とうとう今年の春はシロバナ改めセトウチウンゼンツツジを見られなかったので、来年はぜひともここに来なければ。
石鎚山系で見たのはどれも手の届かないような大木だったが、このぐらいなら山菜として採るには丁度良さそうだ。
もっとも四国ではコシアブラを食べる習慣はあまりないので、どの木も若葉をしっかり繁らせていた。
アカシデの若葉を植物の会のNさんに教えていただく。文字通り新芽が赤いのでアカシデらしい。これは憶えやすい。
木の同定は葉脈の数、托葉の形、葉が互生か対生か、鋸葉の間隔などで見分けるとか。
イヌシデの特徴は葉に粗い毛が生えていることだそう。
ニワトコの実。ニワトコは名前だけは子どもの頃から聞いたことがあるのに、何故か実物のほうは知らず、初めてそれとわかって見た。それも教わって初めてわかったのだ。この木の髄で顕微鏡観察用の切片を作るそうだ。それで名前を聞いたことがあるのだろうか?
たぶん山で今までも何度も見ているはずだと思う。
他にも風呂で燃やすと泡を吹くのでアワブキという名がついたアワブキ。これも白い穂状の花をつける。真っ赤な紅葉が見事なシラキ。ミズキとクマノミズキの見分け方な教わったのだけど、メモリーが足りなくなり、画像の撮影出来なかったものが多くて心残りだ。
かなりしっかりした道標が立っており、道もまずまずしっかりした道だった。真夏は暑いだろうが、いつの日か阿讃山脈を縦走したいという思いが沸沸とわいてきたのだった。