5月の末には花が咲いていたハナイカダは一ヵ月後にはこんな可愛い実をつけるのだ。
そしてこの実は8月には黒っぽく熟し食べることができるらしい。ウムム・・・、それではまた8月に来なければ(^^;)
花もいいが私は実のほうが愛らしいと感じた。
今までも花だけなら何度か見ているし、今年も5月に花は見たのに、実を見られるなんて思ってもいなかった。しかしこの赤い実はまさに臼の格好をしていてウスノキという名前がついたのも頷けるというもの。
角度を変えて撮影してみた。上から見ると本当に綺麗な五角形をしている。口に入れてみたら酸っぱい。
このウスノキはスノキの仲間でスノキという名前は酢の木からきているそうだ。若葉などを食べると酢っぱいそうだが、実にまでちゃんと酸味があるとは。ウグイスカグラの甘いだけで酸味のない実と足して割ったら、丁度甘味も酸味も程よくなりそうだ。しかし、味のことはさておいて、この真っ赤な実は花よりもよほど綺麗だ。
因みにこちらが6月上旬に西赤石の山頂付近で見かけた花。花もやはり角張った花だね。
今まではナガバノモミジイチゴばかりをよく見ていたが、今年はクマイチゴによく出会う。この実は見かけも美味しそうだが、実際に食べてみても美味しい。ただ、ほんの少しほろ苦さがあって、ちょっぴり大人の味かなぁ。
こんなところまでイチゴを食べに来る人はいないと見え、赤い実は熟れすぎたものも多かった。