↑画像はいうまでもなくヤマボウシ。
ヤマボウシの自生を山で見たのは、3年ぶりだろうか。
今ではハナミズキとともに庭木や公園などでの植栽で見かけることのほうが多い。
そう言えば、去年、岡山の高速のSAで落ちていた実を拾ってきて埋めたはずなのに、発芽していない。
↑の木は車道のガードレール沿いに咲いていたもので、ずいぶん見事な大木だった。木のほうが車道より3mほど下に生えていたので何とか撮影出来たが、そうでなければ撮影は難しかったろう。
赤い実は食べても美味しいそうで、義妹が庭に植えているので今年は味見をさせてもらおう。
近付くとエゴの花だったり、テイカカズラの花だったりする。庭植えのエゴはそれほど高いのは見かけないが、山で見るエゴはとんでもなく高いところで咲いていることが多い。
上を見上げると少し咲き残っていた。
樹木の木は下から見上げて撮影すると、画像が暗くなり見難いですが、どうぞクリックしてご覧下さい。
このエゴは花後直ぐに実がなるようで、去年、ピンクのエゴの実をいただいたのを種まきしたものが今ではかなり大きくなっている。また、ご近所の白いエゴノキも道路にいっぱい実が落ちていたので、それも一緒に種まきしていたのがピンクとほぼ同時に発芽して、今ではやはりかなり大きくなっている。
私の大好きなバイカウツギに、今年も山で会うことが出来た。普通は花弁がバイカというように少し丸みを帯びていると思ったが、これは剣弁に近かった。しかし、4枚花弁でいい香りがあるからバイカウツギに違いない。
庭にセイヨウバイカウツギベルエトワールと園芸種の八重咲きバイカウツギを植えているけど、私はこの一重の山で裂くものが一番好みだ。
バイカウツギの直ぐ隣りには、ウツギ。これが正真正銘のウツギだと思う。陰暦の卯月に咲くのが卯の花と言われる所以らしいが、このウツギだけは6月に見かけることが多いように思う。
どうやらタンナサワフタギらしい。名前を聞いたことはあったが、それと知って撮影するのは初めてだ。
ハイノキ科ハイノキ属。
花のモコモコがタンナサワフタギほどではない。
中央上の二枚の葉はまずまずで写っているが、タンナサワフタギに比べて切れ込みが浅い鋸葉になっている。これが見分け方のポイントだそうだ。
私の個人的な感想では花のボリューム感が違うと思ったけど、どれは日当たりの都市足などで代るので目安にはならないのかも知れない。
実を観察すれば同定しやすいそうだけど、さて実の時期にこの木に注目できるかどうか?
ウツギとついてはいるがバラ科の樹木だ。
前回来た時に蕾だけ見ていた。ナガバノモミジイチゴに似ているが花の時期が違うし・・・などと悩んだ花だ。
バラ科には違いなさそうだと思ったが、まさかこの花にウツギという名がついていようとは思いもしなかった。
小さくて可愛い花だ。
ざっと歩いただけでもこれだけの白い樹木に会える6月の山は、もう花の端境期とはいえないかも知れない。
この日、この山に出かけたのはほんとはこのオオバアサガラを見るのが目的だったのだけど、この日は残念ながらあまりいい状態の花が見られなかった。