シュウカイドウの花が8月後半から咲いている。
今年の夏は雨が少なくて、可愛そうに葉も花も少し焼けているようだ。
といっても、中庭の木の下のほとんど直射日光の射さない場所に植えてあるので、日に焼けているわけではないと思う。
木の陰ということは、雨が降ってもあまり地面に雨が染み込まない場所だということだ。
それでも雨がよく降れば、土が全体に湿っているのでいいのだが、今年はとにかく梅雨明けしてからと言うもの丸一ヶ月の間、雨が降らなかった。
シュウカイドウは山でも岩陰の水が滴り落ちるようなところに咲いているので、乾燥は苦手なのだろう。うちのような低地の暑いところで咲いてくれるだけでもありがたいことだ。
9月に入ってから雨の日が多くなったので、そのうちもう少し瑞々しい画像が撮れたらもう一度アップしようと思う。
このシュウカイドウの由来についてはこちらに書いてある。
こちらはもう20年ほども我が家の畑の一員となっているシオン。シュウメイギクやジャーマンアイリスとともに主人の叔母が株分けしてくれたものだ。
あまりの繁りように今年は春先に新芽が出たのを、かなり引っこ抜いた。
そのためか例年だと私の背丈を軽く越すほど大きくなるのが、今年はこじんまりと1mほどで咲いた。
毎年、同じ花が咲いてはその季節の到来を知る。そんな密やかな楽しみを知ったのもここ10年ほどのことだ。若い頃は、どの花が何時咲くなどということに興味もなかったし、花をしみじみ眺めるなど言うこともなかったような気がする。