このドライフラワーのような白い花はホソバノヤマハハコ。キク科ヤマハハコ属。四国の標高1000m以上の亜高山では良く見かける。10月初めの梶ヶ森でも咲いているのを見かけた。画像の花は落合峠で咲いていたもので、落合峠に今の時期に咲いている唯一の花かも知れない。
乾いた草原のような場所を好んで生えるようだ。検索すると東日本ではヤマハハコ、西日本ではホソバノヤマハハコと住み分けているらしい。
ツルリンドウは標高1200辺りでは既に真っ赤な実になっていて、赤い実が紅葉に負けないぐらい美しい。
小さな沢と車道との出合いにはまだハガクレツリフネが咲いていた。写真を撮っていると園芸農家の友人夫婦が近付いてきて名前を聞かれた。ハガクレツリフネは四国にしか咲かない野草でインパチエンスの仲間だと言うと、すごく興味深そうだった。園芸種を扱っていても花好きであることには変わらない。
標高1000mの友人夫婦のハウスそばのピークではまだ咲いているツルリンドウがあった。
やっぱり同じ山のピークで咲いているセンブリ。花の咲いている株は多くはなかったが、小さなロゼットがたくさん見られた。
友人夫婦の農場のハウスのそばで何気なく咲いているリンドウの花。
草刈に遭ったのだろう、草丈10センチほどのオミナエシやオトコエシがまだ咲いていた。
こうして秋の山に足繁く通っていると、オミナエシの花にも意外に会えるものだ。
ゲンノショウコもそろそろ花が終っていそうなものだけど、ここではまだ咲いていた。
放置されたハウスの中で咲いていた花。恐らくハーブのマローの一種だと思われる。
草丈は1m半ほどにもなっているのに、花はごく小さな花だった。
ピークから見た阿讃山脈の山々。友人夫婦があれは竜王山だと教えてくれた。いつもは北からこれらの山々を見ているのだがこの日は南から見ることが出来た。
冬の晴れた日には自宅近くからも徳島の矢筈山が見える。
その矢筈山への登山口である落合峠への道もわかったことだし、いよいよ来年は矢筈山に登れそうだ。
夕方4時ごろまであちこちと眺めの良い場所に案内してくれた友人夫婦に感謝。また10年後に同じ場所に来ようという話になったが、10年後には皆が揃って無事だと言う保証はない。10年後といわず、毎年でもこのメンバーで来たいと思ったことだった。