山の中を通っている林道の切り通しの法面には、いろいろな花が咲いている。
Rさんがコシオガマも咲いていると呼んでくれた。
ゴマノハグサ科コシオガマ属。ママコナなどと同じく、半寄生植物だそう。
優しいピンク色の花だ。コシオガマはここ3年ほど見てなくて、03年秋の笹ヶ峰で見て以来だ。今年の秋は散策の回数が多いので、久しく見てなかったものにも、再会できている。
高知は雨の多いところで、今夏の猛暑と日照りにもかかわらず、植物のダメージが少なかったようだ。
花が大きくて、綺麗なミゾソバだ。
画像がピンボケになってしまったので、まだましな部分だけを切り取ったゲンノショウコ。高知のゲンノショウコは赤花なんだな~~と、このときは思った。が・・・・
しかも1m離れた場所には赤い花が咲いている。
私が思っているだけだが、四国でも東の方ではゲンノショウコはピンクが出現する。
そして、愛媛、徳島、高知は赤花と白花が咲くが、香川では白花だけが咲くようだ。
全体に白っぽい雰囲気のヤマジノホトトギス。阿讃山脈で咲くヤマジノホトトギスは斑入りの葉が多いが、ここのものは斑が入ってない。
マツカゼソウはあちこちで群生していたが、標高1000m以上では花は終っていたようだ。画像のマツカゼソウは標高800ぐらいで見かけたもの。白いマツカゼソウに赤いミズヒキが鮮やか。
ここでもまだ咲き始めで、初々しい花に嬉しくなる。
ヌスビトハギはさすがにすっかり実になっていた。この果実の形が盗人の足跡に似ているのでヌスビトハギという名前になったらしい。
↑の花たちは小さな集落のそばで撮影したものだが、この場所は北側の展望が望めるので眺めを撮影してみた。
南大王の福寿草の里の棚田が見える。
稲刈りヶまだ終ってない田んぼも半分ほどあるようだ。あの田んぼの畦道に2月末ともなると福寿草が咲き乱れる。
福寿草の記事はこちら。