梶ヶ森で秋を満喫、その5、トサノミカエリソウ

やがて、広いスペースに出たら、そこは竜王滝の駐車場だ。

歩いて10分ほどで竜王滝に行くことが出来、そのルートはそのまま梶ヶ森への登山道にと続く。膝の痛みさえなかったら、ほんとは竜王滝から歩くつもりだった。徒歩だと山頂まで1時間20分と、ハイキングにはぴったりのコースらしい。以前来たときには竜王滝のそばの沢でイワタバコの画像を撮影している。

滝までちょっと歩きたいと言う気もあったが、とりあえず、山頂まで先に行って、下りに時間の余裕があれば滝に寄ろうと言うことになった。

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車道の勾配もそれほどきつくなくなり、山荘までそれほど遠くないだろうなぁと思われるところで、ピンクの大きな花を見る。

↑オオマルバノテンニンソウ、別名、トサノミカエリソウだ。

ちょうど、その直前にRさんと、「ミカエリソウというのは後を振り返って見るほど綺麗な花問うのでつけられた名前らしいけど、実際はそれほど綺麗な花ではないらしい」と言うような話をしていたのだった。ネットでたまにミカエリソウとかトサノミカエリソウというのを見聞きするが、私も今まで実物を見たことがない。

しかし、少し前にどこかのサイトでオオマルバノテンニンソウというのを見たことがあり、テンニンソウは淡い黄色だが、マルバのテンニンソウというのはピンク色なんだな~と思ったばかり。Rさんと2人で、これはマルバのテンニンソウだよねと確認しあう。彼女もそうだろうと言う。

しかし、トサノミカエリソウというのはじゃどんなもの?と言うことに話が及ぶ。

かえって図鑑を確認しなくてはいけない。

Dsc00649_3 アキチョウジと群生している様子は色合いがとても感じがいい。帰宅して調べたら結局、オオマルバノテンニンソウの別名がツクシミカエリソウ、もしくはトサノミカエリソウなのだそう。な~~んだ、やっと腑に落ちた。

それにしても私の画像が悪くてそれほど綺麗な花には見えないが、実物はやっぱり振り返って見たくなるような花だ。

シソ科テンニンソウ属。名の通り、大きな丸っぽい葉が特徴だ。花の色ヶピンクでなければテンニンソウと間違いそうだ。

Dsc00642_2 ハガクレツリフネも先ほどから車道沿いに咲いている。個体によって色合いが微妙に違っていて、この個体はとても綺麗なピンクが買った紫色をしている。

8月からこれで三度目の出会いだが、今回は種をつけている株も多かった。

Dsc00644_2 こちらはもう少し色の淡い花。

葉っぱからぶら下がって咲いている様子がお分かりいただけると思う。

Dsc00650_2 ガードレールの向こう側にはシコクブシの花が咲いているが、これがどういうわけかピンクの花を咲かせている。

シコクブシにしてもトリカブトにしても花の色は濃い青が多いと思うが、この一帯のはどれもこんな色だった。

トリカブトの仲間は今年は猛暑のためにどこも葉焼けしていると聞いていたが、ここの株も葉が焼けてしまって可愛そうなほど。

やがて山側が岩場を切り崩したような場所を過ぎると山荘だ。道の両側にリンドウらしきアオイ花がいっぱい見えるが、林道なら山頂付近にいっぱい咲いているはずだから、帰りにまたゆっくり見ようということになった。ところが、そのリンドウがなんと・・・。

続きはあとで。

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