イヌセンブリとコクラン

七宝山は瀬戸内海に面して東西に連なる山なみで、香川の西部に住むものには馴染みの深い山だと思う。今、私が住んでいる街からは見ることは出来ないが、高速を走って愛媛方面に行くときなど、また愛媛から香川に帰るときなども、海側にまるで屏風のように聳えている。

高さは標高400mとたいしたことはないが、なかなか風格のある姿だと思う。

昔は仁尾から豊中に抜けるトンネルなどなかったと思うが、今では海辺の町仁尾から観音寺方面に少し走り左折すると簡単に豊中に出ることができる。仁尾では山肌という山肌でミカンが作られていて、今年は日照時間も充分だったから、美味しそうなオレンジ色のミカンがつやつやと輝いている。

不動の滝と標識が出ているほうに車を走らせる。

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イヌセンブリはこんなところに?と思うようなところで咲いていた。

可哀想にこの秋はカラカラ天気が続いていて、それでも標高1000m程度の阿讃山脈はガスもかかるし、雨も降っているようだけど、瀬戸内海に面した低山にはここ一ヶ月以上も雨はほとんど降ってないのだ。道端の樹木も葉が萎れてしまっている。

Dsc00619_3 いつも私が見ている満濃のイヌセンブリよりも花も小さい。花径は一センチもないだろう。

Dsc00632_3 シソ科の小さな花の蕾に西日が射している。花が開いてないので、何の花だかわからない。ヤマハッカは林道沿いのはほぼ終っているようだった。

Dsc00631_3 低山も地味ながら紅葉を始めていて、逆光で見る紅葉もなかなかの眺めだ。

Dsc00633_1 コクランの株が目に付いた。この前の城山でも初めてコクランを見たばかりだが、一度目に付くと案外見え始めるものらしい。

今度jは花の季節に忘れずに来て見るとしよう。

Dsc00637_5 車までの道を歩いているとイヌザンショウの木を見かける。秋の木の実はイヌザンショウも例外ではなく、黒くてツヤツヤとした実を見せてくれた。

イヌザンショウは棘が互生なので棘が対生のサンショウと見分けがつく。また香りも断然劣る。

Dsc00638 秋の山道にお約束のように咲いているヤクシソウ。ヤクシソウを見かけない秋の山ってあるのだろうか?

Dsc00639_3 そして、こちらも瀬戸内の低山ではお約束のように咲いているシマカンギク。ヤクシソウの黄色と比べてみてください。私はいつも一瞬見ただけではこのシマカンギクとヤクシソウの区別が付きかねるのだけど、どう思われますか?

Dsc00636 帰りは不動の滝を見て帰ろうということにした。ところが、有働の滝という道標にしたがって歩くのに、水音一つ聞こえない。もしかして?と思ったら、案の定、滝は枯れてしまって、眼前にはただ岩肌だけが聳えているのだった。標高たった400の山だから、一ヶ月以上も日照りが続くと、滝も枯れようというものだ。

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