今の時期、イチリンソウの花が野山で綺麗に咲いています。
数年前まではイチリンソウとニリンソウの区別もつかなかったのですが、さすがに4年程前から見分けがつくようになりました。
私が毎年イチリンソウを見る場所は5箇所ほどありますが、すでに今年は3箇所で見てきましたので、ご紹介したいと思います。
先ずは15日に県境の山で見てきたイチリンソウです。
この場所で咲くイチリンソウは花びら(実際はガクヘン)の裏が紅を刷いたよう似ほんのりと薄紅に染まっています。そのことから別名ウラベニイチゲと言う名でも呼ばれます。一つの花の花径は4センチほどもあり、草丈の割に大きな花を咲かせます。しかも真っ白な花が群生することから、咲きあがるととても目立ちます。
芽吹きの始まった雑木林の木の株元でとても気持ちよさそうに日向ぼっこをしています。
イチリンソウは普通は一株に一輪だけ花をつけるので、イチリンソウと言う名がありますが、中にはこんなニリンソウ状態で咲いている株も幾つかありました。
キンポウゲ科イチリンソウ属。
高い山に行けばまだまだ5月初め頃まで見ることが出来そうです。美しい花です。