晩秋の光景、その1、コナラの紅葉

11月後半は気候も良く、紅葉も楽しめるので、用事で出かけるついでに足を伸ばすことが多かったです。

そんな中で目にとまった光景をいくつか取り上げてみようと思います。

今回は落ち着いた紅葉、コナラの紅葉です。

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  阿讃山脈の山肌に張り付くような小さな集落を通り過ぎると、あとは人家もなく、阿波と讃岐の国境である峠に出ます。車のない時代には阿波から田畑を耕作するためにやってくる借耕牛(かりこうし)と呼ばれる牛が行き来した峠ですが、今は通る人とてほとんどなく、たまに私のような物好きがやってくるだけなのでしょう。借耕牛についてはこちらに詳しく書かれています。

去年は9月末にこの場所を通ったら、真っ白な蕎麦畑が民家の前の畑に植わっていました。

今は目の前にこんなコナラの紅葉が広がります。

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P1190021標高はおよそ800mぐらいでしょうか。

鉄塔の立っている辺りが山頂で、山頂は標高1050mほどです。

P1190023まだ山歩きを復活して間もない頃、秋にこの近くまで来たことがありました。

一面のコナラの紅葉を見て、驚きましたが、この色が紅葉の色なのかそれとも枯葉の色なのか、一体、何の木がこんな色に染まっているのかさえわかりませんでした。

その後、晩秋の四国の山を歩くに連れ、これがコナラという木であること、そして里山から標高1000mぐらいまでの山にはこのコナラが実に多いことがわかったのでした。

P1190030 峠付近にはリュウノウギクがあちこちで咲いていました。

P1190032 上に目をやると、大きな岩の近くで群がって咲いています。

リュウノウギクはこんな場所が好きなのです。

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