お墓参りにて・・その1、菜の花畑

昨日の朝、仕上げなければならない帳面仕事がようやく終わり、実家にお彼岸のお墓まいりに行きました。この前、実家方面に行ったのは、3月の初めでしたが、たった半月違いというのに、田んぼの畦や道端の草の花が、びっくりするほど咲きあがっていて驚きました。例年なら1月からレンギョウやタンポポが咲いているのを見かけるのに、今年は寒くて、この前までは花も少なかったように思います。

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誰もがこの季節に一度は取りあげるオオイヌノフグリです。しかし、ここ一週間ほどの咲きっぷりの見事さは、目を見張るものがあります。丁度、実家に少し手前に菜の花畑があって、今年は菜の花畑もまだ撮影してなかったので、車をとめます。

菜の花畑をバックにオオイヌノフグリです。

P3206330 写そうと思った菜の花畑はこちらですが、どうも陽射しがあまりに強かったか、うまく写りません。

そこへ丁度、特急しおかぜが通りかかったので菜の花のバックにしてみました。

特急だけは現代風になりましたが、この辺りの様子は私の子供時代とあまり変わりませんで、のどかな田園風景が広がります。

P3206330_2 瀬戸大橋開通後、多度津までは複線になりましたが、この付近はまだ単線です。

田んぼの真中をレールが一本だけ延びているのは、いつ見ても懐かしく、子供時代を思い出します。

今住んでいる自宅も線路の直ぐそばですが、高架になってしまい、電車があまり身近に思えないのです。

P3206332 「こっちの花も接写したらどうかの~」こんな声が背後でします・・。

見知らぬおじいさんが近くで野良仕事をしてらして、畑に植わっているサクランボを写したらどうかということらしいです。

早速、お言葉に甘えて、畑に入らしてもらいました。しかし、耕運機で耕した直ぐ後で、何気なく歩くと足首まですっぽりと泥に埋まってしまいました(^。^;)よりによって、そんな日に限って、新しいウオ-キングシューズを履いてきてたのでした(^。^;)仕方ない、実家で洗わないとな~~なんて思いながら、おじいさんと話していると、実家とは旧の町は違うのですが、近いのでうちの母のことも知っているようでした。

それにしてもサクランボは我が家には植えてないので、サクランボの花を撮影するのは初めてかも・・。桜に比べると随分花がびっしりとつくのですね。

P3206336 お天気が良くて、青空なので、淡いピンクが映えます。

P3206339 田舎の人は人懐こいので(四国の人だけかも知れませんが)知らない人同士でも直ぐに打ち解けて話をします。

話していると、キタテハが飛んできました。暖かくなったら、旧に蝶が多くなりましたね。

P3206342 おじいさんの畑を見回すとこんな花が咲いています。これ、山桜ですよね。まだ山では山桜を見てないのですが、平地なのでこんなに早く咲くのでしょうか。

しかし、付近にノバラなどが生えて、山桜に何かのツルが絡まって、木が弱っているようだったのが気になりました。私は山桜が大好きなので、山桜が弱っているのは見るに忍びないのです。

P3206343 休耕田にこれもびっしりとナズナが咲いています。この時期は休耕田にまるでホトケノザ畑やナズナ畑といってよいような畑を良く見かけますね。

P3206344 実家のお墓は少し小高い山の斜面に建っています。

私の父方の祖父母、伯父、叔母など、それに母方の祖父母、そして父がここに眠っています。いつもお線香は30本ぐらいも火をつけて、それぞれ私と縁のある人のお墓に立てていきます。

お墓に向かって歩いていると、山のほうから、一匹の黒猫が下りて来ました。

P3206345 カメラを向けても物怖じするでもなく、悠然と歩いてくる黒猫・・・。

P3206347 田舎のこととて、お墓は近所の人たちで、綺麗に草なども抜いていますが、タンポポの花だけは抜かれずに1つだけ咲いていました。

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