この山はシュンランが多い山で、去年の春はシュンランのお花見に来たのでした。
ところが、今回は株だけは山道からもたくさん見えるのに、花芽がいっこうに上がっていません。これほどどの株も花が咲かないというのはおかしいしと思っていて、はっと気が付き、葉っぱを掻き分けてみました。
まだ小さくて固い花芽で、株元に隠れてしまっていて、見えなかったのです。葉っぱをどけると、下にはまだ3センチほどの花芽がちゃんと上がっています。
こちらは山頂近くの株です。やっぱり花芽が2つ固まって出てます。こちらはかき分けた葉っぱを手で持っておくため、片手で撮影できるコンデジで撮影しました。
去年は3月23日に登ったら、すでに開花した株がかなりあったのですが、この調子では今年は4月上旬にずれ込みそうです。
しかし、山頂付近にはツツジや山桜、イブキシモツケなどの木もあるので、一度はそれらの花の時期に登りたいものですね。
山頂では飲み物を一口飲んだだけで、休憩も取らずに下りました。その後、実家に立ち寄る約束を母としていたからです。
急ぎ足で下りましたが、タンキリ豆が目に付いたので撮影します。秋からこっち、まだ落ちずについてるんですね。でも、真っ赤な色が綺麗だったサヤはさすがに茶色になっていました。
登山口付近にあるツルウメモドキもまだ赤い実が残っていました。実は、すでにシワシワですけど、色は綺麗なものです。
淡いピンクの梅も満開でしたが、剪定がされておらず、ちょっとうるさいほどに枝がついています。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というぐらいですから、梅は剪定したほうがすっきりと綺麗ですね。
梅の近くに、これは秋の実である、マユミがまだ赤い実のままでした。この木は用水路の上にかぶさるように生えているので、野鳥もとまりにくいのでしょうか。
春の花と秋の実がどちらもあるのがちょっと不思議な眺めです。
その前に、母と小高い山に梅とロウバイを見に行ったら、 畑の持ち主の方が、ロウバイの種をどっさりとくれたのでした。
今年も50粒ほど播いて見ました。
帰りは5時を回って、夕焼けが綺麗だったので、車をとめて少し眺めました。
瀬戸の夕日はどことなく、色も海の凪いだ様子も、ぐっと春めいて見えました。