ユキワリイチゲが陽射しを浴びて、ゆっくりと花を開く間に、アワコバイモ探しです。去年、咲いていた場所ははっきり覚えていて、そこであるのは間違いなさそうです。まだ花を咲かせられない一年目や2年目の姿である一枚葉もありますから間違いないですね。アワコバイモはなんでも種からだと花が咲くまでに4年ほどかかるらしいです。
この場所で最初に見つけたアワコバイモです。丁度私の目の高さぐらいにあったのですが、それでも見つけるまでに20分ほど、きょろきょろしました。草丈は7センチほど、落ち葉の色に紛れて、ほんとにわかりにくいのですよ。
画像中央に写っているのが、一枚葉で、こちらはまだ葉が緑色をしているので、見つかります。
この一枚葉の近くには成株のアワコバイモも生えていると言うわけです。
完全開花まだ後少しと言うところですが、花筒の先がまだ開いてませんね。
真横から見るとほぼ水平に見えるほど開ききったユキワリイチゲ。
この木は沢沿いにあって、花芽が赤っぽいのでもしかしたらフサザクラ?
だけど、花を見るまでは確かなことはわかりません。
そうこうするうちに、上から2人の男性と1人の女性が下ってこられました。アワコバイモはもう見ましたか?と尋ねたら、まだのようだったので、そこに咲いてますよ、と教えて差し上げたら、すごく喜んでくださいました。
デジタルではない塩銀の一眼レフのカメラでアワコバイモに5センチまでに近付いて、丁寧に撮影されていました。多分マクロレンズでの撮影をされたのでしょうね。アワコバイモの株もとの木の葉なども丁寧に取り除いて撮影されていたようです。その後、もう1組、今度は夫婦連れの方も下ってこられてアワコバイモの小ささに感嘆されていました。
枯葉を株元から取り除いたアワコバイモを最後にもう一度撮影します。後ろにもう1株のコバイモが移っているのはわかりますでしょうか?
群生のユキワリイチゲが咲きそうでなかなか咲きません。恐らく、今年初めて開花する花なのでしょう。初めての開花は時間がかかるようです。
もう一箇所の自生地を見てきたいので、そろそろこの沢を後にすることにします。
香川ではそれほど見かけませんが、有名な毒性植物です。
沢から降りてきました。山はまだまだ枯れ木色ですが、空気の色はすっかり春色ですね。
さぁ、これから、もう一箇所の自生地に走ります。