春の野草を見に行く、その3、自然林を楽しむ

沢に沿って、登っていきます。

山道はところどこで渡渉を繰り返し、沢の右岸を歩いたり左岸を歩いたりします。しかし、それほど大きい沢ではないので、岩伝いに渡ろうと思えば、結構どこででも渡れます。

P3145375

左岸はそれでも杉の植林がありますが、右岸は自然林のままです。ほとんどが落葉樹でたまにヤブツバキが咲いていて、はっとするほど鮮やかな花が落ちています。

ズームして咲いているヤブツバキを撮影してみます。

P3145383 珍しく、直立不動で前向きに咲いているユキワリイチゲの花。

上流はまだ花が咲きあがっている株が少ないですが、それでもちらほらと気の早いのが咲いています。

P3145417 落ち葉の中から、芽を出したイチリンソウ。

P3145421 こちらはどうやらネコノメソウの仲間の芽生えですね。

P3145394 小さな沢に沿って歩いていきます。

P3145392 右岸沿いにはこんな雑木林が広がります。

芽吹きはまだ始まっていませんが、夏には木陰の道となることでしょう。

春の芽吹きが始まる頃の雑木林の気持ちよさといったら・・・。

P3145415_2 目の高さにアブラチャンの蕾がありました。

丸っこい蕾で愛らしいです。

アブラチャンはシロモジやクロモジと同じクスノキ科ですが、湿った場所を好むそうで、沢沿いなどでよく見かけます。

P3145412 暖かい日でしたから、水しぶきを見ると気持ちよく感じられるのでした。

あまり上にいっても、これ以上は花も咲いていないだろうと思い、適当なところで引き返します。登りで見かけた開きかけのユキワリイチゲもそろそろ開いているに違いありません。

P3145434_2 思ったとおり、完全に開いていました。

群生のイチゲが開くまで、このお花畑でお昼を食べて、アワコバイモを探すことにします。

コメント(4)