皿ガ嶺には5年程前から毎年のように行っています。
四国では四国百山にも選ばれている山で標高は1200Mあまりと標高はそれほどではないものの、自然林が残り、ブナも多く、植生も豊かで花の好きな人ならずいぶん楽しめる山です。
サイコクサバノオもたくさん咲くので、サバノオ目当てに行くことも多いです。今年は4月29日に山友達のTさんと行く予定にしていたら、直前に主人の友達のKさんと、私の高校時代からの友人のHさんも急遽参加することになって、賑やかな山歩きとなりました。
当日は市内の某所で6時集合と決めていました。ところが言い出しっぺの私が目覚まし代わりの携帯を枕もとに置き忘れ、大幅に遅れるという失態をやらかしまして、皆さんに散々ご迷惑をかけました。
結局、出発は午前6時50分頃だったでしょうか。高速には7時前に乗りました。因みにこの日は車はTさんのジムニ-でしたが運転は主人の友達のTさんが行き帰りともしてくれました。Kさんは運転がプロ並に上手なのです。
おかげで、川内インターに着いてから、いつものコンビニが閉鎖されていて、少し松山よりのコンビにまで行くというロスタイムがあったものの、8時半にはすでに皿ガ嶺の山すそを走っていました。
皿ガ嶺の登山口までにも花を楽しめる場所が数箇所あって、その一つ、ジロボウエンゴサクが群生する場所では、今年も盛大に花が咲いていました。しかも二年ほど前よりも花数が増えています。
とにかく見事なほどの群生です。私が4月初めに低山で見かけたジロボウエンゴサクは赤紫色でしたが、ここのは紫色です。
やはりこういう山すそに多いツルカノコソウです。湿った場所を好みます。
ツルカノコソウが咲く場所ではたいてい咲いているフウロケマンです。フウロケマンは四国の山では極ポピュラーな花で、あちこちで見かけます。草丈は20センチぐらいと、キケマンより小さいので、たくさん咲いていても可愛い花です。
この日初めて見かけたスミレは香川でも御馴染みのナガバノタチツボスミレでした。しかし、この後、普段は見られないようなスミレが続々と出てきます・・・。
コンロンソウもそろそろ咲き始めています。これも山すそで大群生している花ですね。
4月前半ではまだ見かけませんが4月も末になると、あちこちの山のふもとで必ず咲いています。しかし、香川の山ではあまり見かけないようです。
やはり湿っぽい場所を好むツボスミレも咲いています。ツボスミレは低地からちょっとした山地でもみかけます。
美味しい水が汲める水の元では、桜の花が終わりかけていました。
去年はずいぶん早く来過ぎて、ここの桜がまだ咲いてなかったように思います。
↑画像は帰りに撮ったトサミズキで、水汲み場にはトサミズキの立派な株があって、こちらも花は終盤でしたね。
そして、この場所のトイレはここ一年以内に建て替えられたようで、こざっぱりとしたトイレに変わっていました。最近はどこも登山口のトイレが綺麗になっていて、山に登る身としてはとてもありがたいですね。