東赤石山、雨の単独行、その5、キバナノコマノツメ

トラバース道に合流したら西に少しだけ歩きます。

土の道ならなんということはありませんが、トラバース道もやはり岩がごろごろした道ですから、早足で歩けるような道ではありません。ましてや、雨の日なのでなおさらです。

P6151167

それまでは見えなかったシライトソウがトラバース道まで出ると、急に見かける様になりました。去年の6月末に来た時にもシライトソウが多くてびっくりしたのでした。ここのシライトソウは高い山で咲くだけあって、草丈も10センチからせいぜい20センチまでの高さのが多くて、ほんとに可愛いです。

P6151175 そしてトラバース道沿いにもたくさんのヒロハヘビノボラズの木があって、花が咲いています。

P6151177 画像が悪いですが、この木などびっしりと花がついていました。

P1000748 トラバース道はやはり赤茶色の橄欖岩の上を歩くのです。

P6151179 シコクギボウシも道沿いに見えますが、花はまだ一か月先ですね。

P6151180 シコクギボウシはどちらかというと、八巻山山頂付近に多いように思いましたがこの付近にも生えるようです。

P6151182 岩に見えている白い模様は確か苔の一種だったはずです。

P6151183 11時42分、分岐までやってきました。このまままっすぐ進むと赤石山荘に行きますが、山頂に向かうのでここを北に行きます。北に150mほど登ると山頂です。

P6151187 トラバース道からすぐのところでキバナノコマノツメが咲いていました。去年の6月末に来た時にはトラバース道を歩いてないので、ここで咲くかどうかは知りませんでした。

しかし、雨でレンズが曇ってきて、ろくな画像が撮れていません。

P6151197 アケボノツツジの小さめの木が見えます。西赤石ほどではないですが、ここ東赤石にもアケボノツツジが咲くようです。

この登りは傘を差しては危ないので、傘を畳んで、雨具の上を着込みます。

P6151204 山頂までの登りの途中でユキワリソウを見つけました。ユキワリソウもやはり山頂付近の岩場に多かったと記憶しています。

とりあえずこのあと出会えるかどうかわからないので撮影します。時期としては咲き始めで、一番いい時ですね。

P1000765 赤石越まで登り上げるとあとは稜線伝いにほんの少し東に歩くと山頂です。

このあたりまで来るとさすがにガスで視界があまり利かなくなってきました。

東赤石には今まで6,7回登っていますが、展望があるほうが珍しいでしょうか。

稜線に出ると、海から吹きつける風が冷たくて、山頂ではあまり長い間はいられそうもないですね。

P6151208 山頂付近の岩場にはキバナノコマノツメが群生していました。

P6151215 きちんと撮れているつもりだったのですが、すでにレンズが曇っていて、帰宅してみたらこんな画像ばかりでした。花はちょうど良い時期だったのに、よくよくキバナノコマノツメとユキワリソウの撮影には縁がないようです^_^;

P6151219 北アルプスや南アルプスでも、何度もキバナノコマノツメは見ていますが、一味違うのはシライトソウとのツーショットが撮れることでしょうか。

アルプスではそういえばシライトソウはあまり見かけないですね。

P1000770 山頂には12時20分到着です。

P1170530_07 07年10月にやはり単独で来た時には天候に恵まれて、山頂からはこんなに素晴らしい眺めを楽しんだものですが・・。

山頂付近でいつも咲いているイワキンバイの花を確かめてみますが、まだこの時期には咲いていないようでした。

P1000772 山頂にはこんな立派なアケボノツツジの株もありました。今まで花の時期には来たことがないし、葉っぱで見分けられるようになったのは、つい最近なのです。

展望はないし、いくら雨具を着ているといっても、汗で体が濡れていて、このままいると冷えてくるばかりなので、早々に下り始めます。

P6151222 これも今年は何度も見たスノキです。

P6151227 山頂直下で咲いているシャクナゲです。まだきれいに咲いていたので、レンズを望遠に変えて撮影します。

雨が降っているのでレンズ交換もついつい億劫になりますね。

稜線から南面の樹林帯に入ると風はなく、歩いてさえいれば、全然寒さは感じません。

P6151231

下りでもユキワリソウをしつこく撮影します。

八巻山のほうに稜線伝いに岩場を歩けば、ユキワイリソウがたくさん咲いているのは去年来て、分かっていますが、この雨とガスでは危ないので、トラバース道にひとまず下るのです。

若いころによく見たハクサンコザクラとよく似ていて色が少し淡いサクラソウです。

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