花を横から見ると、花彼片が下向きに反り返っているのです。そして大きな斑点が入っています。「茎には下向きの毛があるそうですが、そんな予習はしてなかったので、見た目だけで判断でした。花は茎頂や上部の葉脈に散房状に上向きにつく」とあります。
別の場所で見たヤマジノホトトギスです。こちらは横から見ても花彼片が水平になっていますね。
四国カルストの天狗の森に向かう巻き道沿いでは、ヤマホトトギスしか見ませんでした。今まで香川や徳島の山ではヤマジノホトトギスしか見たことがなくて、長年、見たいみたいと思っていたヤマホトトギスに何年越しかで会えたのはほんとに収穫でした。
ヤマホトトギスはどちらかというと薄暗い樹林の中に好んで咲いているようでした。
まだ咲き始めたばかりのようですが、中にはこんな風に種のサヤをつけた株もありました。
四国カルストではヒナシャジンも咲くのですが、そのこともすっかり忘れていました。
しかし、シャジンの花芽や花姿は慣れれば、わかります。
花の時期は9月だそうで、やはり何もかもを一度に見ることはここでも不可能ですね。
調べてみるとヒナシャジンの分布は四国の石灰岩地だけになっているようで、開花したところを見られなかったのはほんとに残念でした。
キツリフネは新穂高温泉の駐車場で早々と7月半ばに見ましたが、四国ではこれが初見でした。
しかし、剣山などではたくさん咲いているキツリフネですが、ここではほんの数輪しか花を見ませんでした。
イケマは四国ではあまり見かけない植物で、私は南アルプスの前山で一度見たことがあるだけです。
そのときに見たのより、少し小さい気がして調べてみると、花序の柄がコイケマでは葉柄と同じぐらいの長さかやや短いとあります。
図鑑に載っているイケマの花序の柄は明らかに葉柄より長いので、画像の花はコイケマと判断しました。コイケマは本州の関東以西、四国、九州に分布するそうです。
ヤブデマリの赤い実で、もし名札がなければ、ガマズミと区別がつかなかったと思います。
斑入りの植物は希少価値があるそうですが、見た目も綺麗ですね。
ギンバイソウは花の時期には少し遅かったらしく、あまり綺麗に咲いた個体が見つかりませんでした。
葉っぱの先端に切れ込みがあるので、花が咲いてない時期でも直ぐにわかる植物です。
花は数個の装飾花と両性花からなりますが、花の時期が終わりかけていてうなだれているので、良い画像は撮れずじまいでした。
四国カルストの天狗の森は標高1484.9m、私たちが最初に歩いた巻道は標高1300m前のほとんどアップダウンのない道でしたが、とにかくこの日はすさまじいブヨの数でした。
ブヨは気温や気象条件などで多いときとそうでもないときがありますが、8月になってもこれほどブヨがいるというのも珍しいです。