秋の山ではホトトギスの仲間もいろいろと見ることができます。
いちばん良く見かけるのは何といってもヤマジノホトトギスで、これは香川、徳島、愛媛、高知、全部の県で見ることができます。
その他のホトトギスは、たとえば、香川ではヤマホトトギスやタマガワホトトギスを見ることはないですし、逆に今日紹介するセトウチホトトギスは高知や愛媛ではあまり見ない種類です。
私が初めてセトウチホトトギスを見たのは近くの低山でのことでした。
標高500m以上で良く見かけるヤマジノホトトギスに比べて、セトウチホトトギスは標高100mちょっとでも咲いています。花だけ見ると良く似ていますが、ヤマジノホトトギスでは花柱には斑点がないのに対して、セトウチホトトギスでは花柱にも斑点が入ります。そして、花柱基部が黄色くなっています。
セトウチホトトギスの近くで咲いていたヤマジノホトトギスです。
↑の瀬戸内ホトトギスの画像と比べて違いがおわかりでしょうか。
花被はどちらも平開します。
セトウチホトトギスを横から撮影したものです。草姿や花芽の上がり方は、四国カルストで見たヤマホトトギスに似ています。
ヤマホトトギスの草姿にヤマジノホトトギスの花を咲かせたらこんな感じになるのではないでしょうか。
葉はヤマジノホトトギスでは斑の入った葉をよく見かけますが、セトウチホトトギスの葉には斑入りは見たことがないです。
そして、葉や花芽に細かい毛がたくさん生えています。
野生のホトトギスの中では花期がいちばん遅いようで、9月下旬から10月半ばにかけて咲くようです。
テイショウソウも香川の山には多いです。
しかし、不思議なことに香川以外の山ではあまり見かけません。
キク科モミジハグマ属。
葉に斑が入っていて、葉だけを見ても綺麗な植物です。
花に近付いてみます。キッコウハグマなどと同じく頭花は3個の小花からなっています。
良く見ると綺麗な花なのですが、何しろ薄暗い所で咲いているので、撮影にはいつも苦労します。
しかも茎が50センチほどあることもざらで、全草を一つの画像に入れるのが難しい花です。香川の山では秋の深まりを告げてくれる花ですね。
特徴のあるユーモラスな実の形が面白いです。
でも、ここのゲンノショウコはほんのりピンク色をしていました。
とても可愛いです。
この日も色白のミゾソバやピンクの濃いミゾソバなど、いろいろな花が咲いていました。