ここ2年ほど、連続して秋の梶ヶ森に登っています。
梶ヶ森は、中2のときに母校の中学から集団登山で連れて行ってもらった思い出の山でもあります。山頂まで車で登れる気安さもあって、山歩きを復活した7年前ごろからも折にふれて訪れる山です。
山友達のTさんと、今年は23日に訪れようということになりました。例年より二週間ほど早い梶ヶ森散策です。
過去二年の梶ヶ森の山行記録には彼岸花が出てきたことはなかったと思います。
画像は途中の集落からの眺めですが、今回は秋分の日ということで、山里でも彼岸花が咲き始め、行きのR32号沿いでもあちらこちらで真っ赤な群落が目を引きました。
登りは龍王の滝からにしたので、歩き時間は5時間ほど、それほど早出の必要もないので、7時集合です。途中立川PAでホットコーヒーなど飲んで秋のひんやりした空気を楽しんだ後、大豊インターで下ります。大豊インターからはR32を20分ほど、阿波池田方面へ引き返し、途中で京柱峠方面へと向かうR439に入ります。10分ほども走れば、「梶ヶ森」という標識が出ていますので、右折します。
ここからは山道になりますが、道沿いにもいろいろな花が咲いているので、車をとめては花を見たり撮影したりと、散策三昧です。
といってもギボウシは種類が多く名前がはっきりしないので、ここではただ、ギボウシとのみ記しておきます。
チヂミザサって、いつもは樹林の下の薄暗い所で見ることが多く、こんな明るい場所で見るのは珍しいです。
細かい毛がいっぱい生えていますね。ケチヂミザサというものかもしれません。それで、全体にグレーっぽく見えたのですね。
前日に香川の山で見かけたヌスビトハギはまだ花が咲いていましたが、ここでは花はもう終わっていて、実だけの姿になっています。
茜染めの原料がこのアカネの根っこです。
「アカネの根は太いひげ状で黄赤色だが、乾くと赤紫色になる。乾燥した根をうすでつき、熱湯を加えて煮だした液で染めたのが茜染め。」私の図鑑にはこんな記載がありました。
野山でごくふつうにみられます。
今年は所用で車で走っていて、ツルボの群生を度々見かけたのに、急いでいたり、カメラを持ってなかったりで、ツルボを撮影しそびれていました。
ここではまばらに咲いていましたが、花はそろそろ終盤のようですね。
前日にもたくさん見たミゾソバですが、ここのミゾソバは花が良く開いていてびっくりしました。
普通、ミゾソバの花はあまり開いてないのが多いのです。10個ほどもある花の塊の中で咲いているのが1個か2個というのが多いですが、ここのは半分ほども開いていて見事でした。
ヤブマメも、多いところではその辺一帯がヤブマメのツルだらけというところがあります。
ここは人家が近いので、それほどひどく繁茂している感じではありませんでした。
地中に閉鎖花をつけ、豆も地中にできるそうですが、私はまだ見たことがありません。というか、地面を掘らなくてはいけないので、地面を掘っても構わなさそうなところでなければ無理でしょうね。
ヤブツルアズキの花も久しぶりで見ました。5年ぶりぐらいでしょうか。
花の下に長い緑色のものが見えているのが、豆果です。つまり豆のサヤですね。
花はとても複雑な作りをしています。
このヤブツルアズキを改良したのがアズキなのだそうです。マメ科アズキ属です。
ノアズキというのもあって、花だけ見るととてもよく似ているのですが、葉っぱを撮影していたので、ヤブツルアズキとわかりました。ノアズキはノアズキ属なのだそうです。
葉は3小葉からなっています。
梶ヶ森の山裾にはヒキオコシの花がとても多くて、五合目付近まで、車道沿いのいたるところで見られます。
徳島の高越山では8月末にすでに見ていましたが、ここではまだ咲き始めでした。
草丈は高くて、1m半ぐらいになる株も多いです。
群生もしていましたが、明るい場所ですーっと延びている株を縦で撮影してみました。
シソ科、ヤマハッカ属独特のキツネのような顔をした花です。倒れた病人を引き起こすほど強い効き目があるのでこのような名がついたそうですが、ほんとなんでしょうかね。検索すると漢方薬としてよい値段で売られているようですから、案外、それに近い薬効があるのかもしれません。でも、センブリはあちこちで盗堀に遭っていますが、ヒキオコシが採られているのはあまり見かけません。
東に目をやると谷を隔てた対岸に南大王の集落が見えます。福寿草の里として有名な集落です。棚田の畦には彼岸花が咲き始めているのも見えています。
ちょっと山に来ない間に、いつもの定番の秋の植物がきっちりと花を咲かせたり、実を実らせているのには、毎度のことながら驚きます。