小蓮華山を通過する前から、稜線では風がすごく強くなりました。風当たりが強いところでは休憩していても体が冷えるので、風を避けて休憩する必要があります。
晴れてはいるのですが、風のおかげで暑さを感じないので、水分補給もそれほどせずとも済みました。しかし、まだ登りが続くので、軽くポカリと行動食を口に入れます。
休憩場所(小蓮華山の頂上直下)からは翌日歩く予定の雪倉岳と朝日だけが良く見えています。お天気は日本海に近いほうが良いみたいで、こちらはガスもかかっていません。
植物のあまり生えてなさそうな荒涼とした砂礫地が続いているようです。
10分ほど休憩して、8時50分に再び歩き始めます。
白馬岳の東にある清水岳が姿を見せてきましたが、ガスが東から上がってくるので白馬本峰が見えません。
風が強くなってきたので、Yさんは雨具のフードをかぶっています。
強風に吹かれると耳が痛くなるとか・・・。
で、私のほうも強風に吹かれてなんだか歯が痛いような気がしました。
風が強いと意外といろいろダメージがあるものですね。
前を歩いているお二人は70代ぐらいの老夫婦で、こんな年代の夫婦が北アルプスの3000mの稜線を歩いているのはちょっとどうなんだろう?と心配になります。もしどちらかが怪我でもしたら、どうしようもないですね。
見るとウルップソウではありませんか。
ウルップソウは今まで見たことがなくて、でも、白馬で咲くらしいということは知っていたのに、ここで見るまで、その存在を完全に忘れていたのでした。
高山の青い花といえばイワギキョウやチシマギキョウもありますが、ウルップソウほどの存在感はありませんね。
それまでは風景などはコンデジで撮影したりもしていましたが、ここで気合を入れてオリンパスの一眼で数枚撮影しました。
ところが、撮影で5分ほどかかってYさんが待つところに下っていくと「ウルップソウは白馬付近にいくらでも咲いてるそうですよ」とYさん・・・(^_^;
そうなんだ・・・こんな珍しい花が白馬にはいくらでも咲いている・・・ちょっと驚いた私でした。
でも、事実、この後、雪倉岳でも朝日岳でもウルップソウはいくらでも咲いているのでした。
ウルップソウの直ぐ後には、黄色いスミレがこれまた岩ガラガラの場所で咲いています。
でも、このときもキバナノコマノツメだろうぐらいとしか思っていなかったのでした。
北に目をやれば、雪倉、朝日の向こうに魚津の平野部が見え、その向こうは日本海が見えています。
ここは日本海から30キロほどしか離れてないんですね。
三国境の手前で朝、先に行ってもらったパーティーを追い抜きます。
このパーティーも60代の方が多い、熟年パーティーです。
アルプスといえども平日は熟年の方がずいぶん多いです。
明日は白馬からあの小山でのロングコースを歩く予定です。
雰囲気いいですね~。
何とかお天気がもってくれて、このコースを歩けるといいのですが・・。
雪倉岳方面にはここが分岐になります。
Yさんに「これは何?」と尋ねられ、チングルマの綿毛にしては変だし・・・でも、この姿はどこかで見たような・・・忙しく頭の中で考えていてわかりました。
そう、これはツクモグサの花後の姿なんです。
といっても、私は自宅で育てているオキナグサぐらいしか見たことがなくて、ツクモグサの実物は初めて見ます。
どこかに花が咲いてないかと、きょろきょろしながら歩いていると・・・。
かなりの数のツクモグサ縦走路沿いにあるようです。