海岸散策やヤッコソウ散策が終わったら、最後はお待ちかねナカガワノギクを見に行きます。
ナカガワノギクやワジキギクははもう3,4年も前から名前だけは知っていて、いつかは見に行きたいと思っていました。
しかし、県外からいきなり行っても、自生地も知らないでは見ることができるかどうかわからず、今まで実現してなかったのでした。
ナカガワノギクというぐらいですから那賀川流域に咲くのでしょうね。
Kさんの案内で、河原に下りたちます。
咲いています、咲いています。
河原の岩場に咲くからか、草丈もせいぜい30センチ以下ですが、草丈の割りに真っ白な頭花が大きめで可愛いキクです。
それにしても、こんな過酷な場所で咲くのですね。
河原はところどころ水が溜まっていて、そのほとりで咲いています。
こういう場所ですから、水量が増えたら水をかぶる場所なんでしょうね。
「徳島県那賀川の中流の川岸に生える高さ約60センチの多年草」と図鑑にはありますが、実際にはそれほど草丈の高いのは見ませんでした。
精々30センチまで、多くは20センチほどのが多かったです。
花は咲き始めは白いですが、咲き終わる頃になると淡紅色を帯びるそうです。
かつてはワジキギクが咲いていたという場所にも案内していただきましたが、とうとうワジキギクのほうは見ることができませんでした。
ワジキギクはナカガワノギクとシマカンギクとの交雑種だそうで、葉の形が違うそうです。
私達のほかにもやはりワジキギクを見に来ていた方がおられましたが、以前は見られたけど、ここではもう見られないようですね、と仰っていました。」やはりシマカンギクの咲く場所を探すのがポイントかも知れません。
また驚いたことに、河原にはリンドウもあちこちで咲いていました。
この秋に、ホソバリンドウという湿地に咲くリンドウがあるのを知ったばかりですが、これは条件から言うと、ホソバリンドウかもしれません。
そして、さらに驚いたのはウメバチソウまで咲いているのでした。
今年は7月半ばに北アルプスでもうすぐ咲きそうなウメバチソウを見て以来、これで3度目のウメバチソウです。
高山から低山までずいぶん広範囲にわたって自生するものなんですね。
ここのウメバチソウは岩場に咲くからか、10月に草原で見かけたウメバチソウよりもかなり小さな個体でした。
しかし、花はまだまだ綺麗でしたし、花芽も多かったです。
この一見黄色いアキノキリンソウのように見える花はアオヤギバナといいます。
アキノキリンソウの渓流版とでもいいましょうか、流れの近くの岩場で咲くようです。
アキノキリンソウは山で見るものは草丈50センチぐらいになるものもありますが、アオヤギバナのほうは岩場に咲くためか、これも精々草丈20センチほどでした。
花はアキノキリンソウと同じように見えますが、葉は細長いです。
渓流沿いに咲く花はどれも流れに身を任せるためか、細いものが多いのでしょうか。
ツリガネニンジンが咲いていると思い、何気なく撮影したのですが、後でこの辺りにはホソバシャジンが咲くと教えていただきました。
帰宅して画像を確認すると、花の感じや葉の感じがツリガネニンジンとは違うようです。
それにツリガネニンジンはこんな環境では生えませんから、ホソバシャジンなのかもしれません。
画像がぼけてますが、そうと知っていたらもっときちんと撮影するのでした。
最後にこれも那賀川の河原近くで咲いていたキクですが、Kさんのお話ではイワバノギクではないでしょうかとのことです。
初めて聞いた名前ですが、検索するとイワバノギクのようです。
ノギクの好きな私にとって、ナカガワノギクを見ることはここ数年来の夢でしたが、Kさんご夫妻のおかげで、夢にまで見たナカガワノギクの自生の姿を見ることができました。
おまけにアオヤギバナやイワバノギク、シオギクなど、その他の珍しい野草をもたくさん見ることができて、晩秋の一日を長距離ドライブした甲斐がありました。
次回はいつ行けるかわかりませんが、次回は是非ワジキギクも見てみたいと思っています。