稲叢山の登山路はトンネル直ぐ傍から登るトンネルコース、ダムから少しダム沿いを歩いてから登る洞窟コース、尾根コース、それに保線路の尾根コースなどいろいろありますが、トンネルコースは中でもいちばん楽に登れるコースです。
最初は西門山との分岐からジグザグと少し登りますが、その後はヒメシャラなどの林の中をトラバース気味に歩きます。
向こう側の山肌にもアケボノが見えています。
この時期、稲叢山界隈はあっちにもこっちにもアケボノの独特のピンクが見られます。
歩いている登山道の上を見上げれば、こんな光景が広がって、うっとりします。
ピンクに染まり始めた山肌をバックに黄色いシロモジの花も負けじと咲いています。
山肌をまくようにしてぐるりと回りこむと、北側の石鎚山系が見えてきました。
冬の間、石鎚会話に近付かなかったので、山の名がにわかには出てこず困りました。
しばらくして中央に見えれいる大岩のある山が寒風山だったと、やっと思い出しました。
やがて樹林帯に入ろうかという場所で、このスミレが咲いていました。
登山口で見かけたスミレと同じみたいです。
ヒメミヤマスミレのように思うのですが、花がどれも終わりかけていて、ちゃんと見られないので、今ひとつはっきりとしません。
葉の色がとても綺麗な緑で、こんな葉の色のスミレはあまり見ないなと思いました。
5月16日、宮本様よりトウカイスミレとのご教示をいただきました。
やがて大きなヒメシャラやブナなどの自生する林をトラバースし始めます。
気持ちの良い自然林歩きです。
歩き始めのときにFさんに「稲叢山にはコヨウラクツツジは咲きますか?」とお尋ねしたら、「ありますよ」と仰っていましたが、ここでコヨウラクツツジに出会うことが出来ました。
小さな小さなツツジで、石鎚山系や剣山、西赤石などでも見ることが出来ます。
バックのピンクは勿論アケボノツツジの色ですね。
稲叢山に登るとどのコースをとっても、必ずと言って良いほど、この四差路をとおるのです。
この日はさすがにアケボノ見物の人たちが結構歩いています。
アケボノツツジを眺めながら、涼しい風に吹かれていると、嫌なことも忘れそうです。
車道の辺りでブヨが少しいたので心配していましたが、山に入ったらブヨはあまりいなくなっていました。
今年はどういうわけか、いつまでも寒いのに、ブヨの発生が早いようです。
休憩の後、洞窟コースを少し下ることにします。
このコースは去年の秋には登っているし、5年前にも下っているので、これで3度目です。
稲叢山にはアケボノと並んでゴヨウツツジも多いのですが、ゴヨウツツジのほうは不思議と花芽も上がっていませんでした。
アケボノとゴヨウツツジとでは花の時期は半月ぐらいしか変わらないと思うのですが、ゴヨウツツジも今年は遅れているのでしょうか。
ゴヨウツツジの樹肌はまるで風格のある松の樹肌そっくりで、あの清楚で可憐な花からは想像もつきません。
同じ場所だとアケボノツツジのほうが開花が早いです。
これはまた写真の撮りようのないほど、びっしり咲きあがったアケボノツツジです。
こういう株は被写体にはなりにくいですが、一応、こんなのもありましたということで・・。
あまり難しいので、シロモジを手前に入れて撮影したりしてみました。
しかし、そのシロモジもこんなにびっしりと花が咲いている株もあります。
この辺りは東側の尾根の木が伐採されて、日当たりが良すぎるので、日当たりを好む花は花つきが良くなるみたいです。