種池から下ってしまうと、もう立山も見えなくなるので、名残惜しかったのですが、9時58分、いよいよ山とお別れです。
下山したときよりも、稜線を後にするときがいつも何故か淋しいです。これから恐らく1年間、アルプスにはもう来れないでしょうから・・。
稜線をしばらく眺めた後、下り始めます。
Yさんの上に見えるのが爺ヶ岳です。
往路で撮影を失敗したカラマツソウですが、帰りにも葉っぱを撮影するのを忘れて、なんというカラマツソウなのかわかりません(^_^;
この花は雨の日はくっついて見栄えがしないのです。
あれほど咲いていたシラネアオイにもとうとう気付かなかったというYさんにようやくシラネアオイの花の場所を教えてあげました。
登山道の直ぐ傍らでこんなに綺麗に咲いているんですから、ヤブを掻き分けて下る必要はないと思うのに、ヤブには踏跡がついていました。
最近、若い人にも山がブームなのだそうです。
私の大学時代は山ガールばかりでしたけど(^_^;
中高年登山者はほぼ皆無でしたね。
登りでは気付かなかったのですが、ブナを数株ですが見かけました。
四国の山を思い出しました。
途中で1本取ろうかとも思いましたが、結局、ケルンまで一気に下ってしまいました。
ケルン着が11時39分でした。
ケルンの近くでは山道の補修を2人の男性がしてくださってましたが、ほんとに頭が下がりました。
登りではまったく見えなかった扇沢の駐車場が下りでは何度も見えました。
でも、車は思ったより少ないですね。
八つ見ベンチなんていうのがあることも、登りのときはわかりませんでした。
ここからは晴れていれば八ヶ岳が見えるのでしょうね。
ギボウシの花も登りでは雨が降っていたので、防水のコンデジで撮影しました。
今度はちゃんと一眼で撮影です。
この花だけはいまだに見ていません。
登山口から10分もかからないような場所で、単独のかなりの荷物を背負った女性とすれ違いました。
そろそろ1時になるという時刻で、この暑さです。
去年の白馬大池の登りでの私のようにばてなければいいのですが・・・。他人事ながら心配になりました。
やれやれ・・。でも、去年の朝日岳からの下山に比べると、楽でした。
去年は蓮華温泉まで、歩きかねるほど、くたくたでしたっけ。
柏原新道入り口の駐車場には、私たちが車を置いたときはかなり余裕がありましたが、さすがに下山した日は10台ほど駐車してあって、満杯でした。車内は暑いかと思いましたが、それほどでもなく車の温度計は23℃を表示してました。一応、標高1350mだけのことはあります。
一息ついた後、温泉に向かいました。
最初は大町温泉郷で汗を流すつもりでしたが、途中で「葛温泉」という標識を見たら、気が変わって、葛温泉に行くことにしました。
道を曲がったとたんに空き地にいたサルです。
20頭ほどの群れを作っていましたが、車が通っても逃げる風もなく、もしかしたらこのサルが鹿島槍まで上がってきてるサルかな?などと思ったり・・・。
葛温泉は車で10分ほど走ったところにありましたが、ここでも入浴客は私たち2人だけでした。
ついでに何か食べたかったのですが、予約してないと無理だとか・・・。
防水デジカメを持っていることを思い出して、撮影してみた葛温泉の露天風呂です。
秘湯らしいですよ。
後でわかったのですが、この葛温泉は七倉ダムまで後ちょっとという場所にあって、七倉ダムというのは七倉岳や烏帽子岳など北アルプの中でも静かな山域への登山口になっているんですね。
これで北アルプスの土地勘がまた少しできたかなと思いました。
ガスのため、どこが見えているのかはっきりしませんでしたが、この後は運転に専念したので、アルプスをはっきりと見ることは叶いませんでした。
去年と同じくYさんを松本駅まで送っていき、高速に乗ったのは17時前だったでしょうか。
ドリンク剤だのエスプレッソコーヒーだのを飲みながら、我が家にたどり着いたのは翌17日の午前3時過ぎでした。
自宅に帰りついたら、すっかり梅雨明けしていて、その日のうちに洗濯物がすべて乾いたのは去年となったく同じでした(^_^;
出かける前にはきっと毎日降られるだろうと覚悟したにもかかわらず、行動中に降られたのはわずか1、2時間という運の良さで、しかもこれほど静かなアルプスを歩けるとは思ってもいませんでした。そういう意味ではほんとに幸運でしたが、去年のコースのハードさがちょっと懐かしいような気もします。
来年はもう少しハードな歩きにしようかななどと、罰当たりなことを考えているところです。