この日はこの時期としてはずいぶんたくさんの花を見られたのですが、何と言っても嬉しかったのはヒキヨモギを見られたことでした。
ヒキヨモギは前々から名前だけは知っていて、実はこの秋にも咲いている場所を教えて頂いていたのですが、都合がつかなくて見に行くことができなかったのです。
花の時期は9月~10月と聞いていたので、11月に入っても咲いているとは思わず、ちょっと驚きました。
しかし、どう見てもこの鮮やかな黄色の花は、今まで野草掲示板で見せていただいたことのある、あのヒキヨモギに違いありません。
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上唇が赤みを帯びていて長い毛が生えているのが、特徴的ですね。
丁度日が射してきて、黄色い花色が鮮やかです。
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全体的に花は終盤で2,3輪咲いているだけでしたが、南面なので遅くまで咲き残っていたのでしょう。
で、この形を見ていて、、数年前に歩いた里山で見かけた花後の姿でどうしてもわからなかったのがあったのですが、それがヒキヨモギの花後だったとピンときました。
その時はこれが何という植物であるか、どうしてもわからなかったのですが、開花中の姿を見て、4年後に解決したわけです。(^_^;
花後の姿を見かけた里山にもコシオガマなどが咲きます。
そして、コシオガマ、ヒキヨモギともにゴマノハグサ科の半寄生植物なんですね。
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たった1株しか咲いてなかったヒキヨモギとは対照的にヤマラッキョウはほぼ最初から最後まで見ることができました。
ただ、花には少し早かったようでしたが、こんな具合に綺麗に咲いたのも見ることができたのは幸運でした。
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また、ほとんど花は終わっていましたが、オミナエシも咲いていて、この場所でオミナエシを見たのは初めてでしたが、オミナエシがあってもおかしくはないだろうと思わせる雰囲気です。
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こちらは下りで見かけた残り花のオミナエシですが、これも大株だったのが、かなり手折られたか切られたかしたようです。こういう花はどうしても見つかると切り花にされてしまうようです。
ミシマサイコは咲き終わりに近かったですが、それでも今年も何とかミシマサイコの可憐な花を見ることができました。
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セリ科の花も難しくて、自信はないのですが、ヤマゼリでしょうか?
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ヤマハッカは山頂付近では大株で咲いていましたが、山すそでは草刈された株が、新たに新芽を出して咲いていました。
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アキノタムラソウ・・・これはもう初夏からずっと季節感のないような咲き方をしていますね。
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最後に、高い山では今年はアサマリンドウをたくさん見たのですが、11月に入るとようやく里山のリンドウを見ることができました。
この山の散策ではいつも締めくくりにリンドウが見られますが、それでも数年前に比べるとずいぶん数を減らしていました。オミナエシ同様手折る人が多いのでしょう。
数が少なくなったリンドウは、そっとしておいてほしいものです。
でも、2時間ほどの歩きで、華やかなキクやヤマラッキョウをたくさん見られ、ムラサキセンブリやオミナエシ、リンドウも見られるのですから、貴重な里山と言えそうです。
明日は木の実と紅葉をアップしようと思います。