危険な個所を過ぎたら、後はのんびりと花や木を楽しみながら下ります。
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谷の上部の雪渓方面を見上げると、赤いウエアを着た方2人が下ってきているところでした。
午後に入っても、陽射しこそなくなったものの、稜線までくっきりはっきりと見えています。
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山ではやっぱり目立つ色のウエアが良いですね。
私たちのんびりくだっていましたが、考えたらまだお昼を食べてないのでした。
行動食は次から次へと出てきましたが、ゆっくりと腰を落ち着けて食べられるような場所がなかったんですね。
最初に休憩を取った最終堰堤のすぐ上のケルンのところで、お昼ご飯を食べるることになりました。
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ケルンを目指して歩いていたら、樹林の手前に何やらピンクが見えて、もしやと思い、急いで駆け寄りました。
すると、やっぱり、それは桜の花だったのです。
北アルプスでも沢を詰めていると、ミネザクラがあちこちで咲いていて、私たち山登りをするものは7月下旬でもミネザクラのお花見ができるのですが、ここ大山三ノ沢の桜はミネザクラとは少し違うようです。
Yさんにお尋ねしたら「大山の桜はオオヤマザクラだよ」とのこと。
大山はオオヤマザクラの自生地の南限だそうです。
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確かに普通の山桜より濃いピンクをしています。
葉の特徴としては普通のヤマザクラより葉の先端が鋭く尖り、葉柄が赤みを帯びているそうで、画像でそのことが確認できます。
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見たときはとっさに名前が出てこなかったのですけど、これはムシカリですよね。
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サンカヨウももう一度撮影します。
午前と午後とでは光の具合が違うので、違う表情を見せてくれますね。
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これはウリハダカエデの芽吹きだと思いますが、赤みがかった新葉と黄色い花芽がとても綺麗なコントラストです。
こういう色合いはもう四国の山では見られないですね。
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無事に全員揃って下れたという安堵感で、皆、屈託のない表情でお昼を楽しくいただきました。
私は?と言えば、この日の大失敗、自販機のカップヌードルと焼きおむすびですが、あの稜線を少しでも歩けたという満足感で、美味しくいただきました。
結局、最終堰堤を出発したのは14時27分のことでした。
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最終堰堤の上で咲いていたダイセンクワガタです。
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堰堤から下ってこられるMさんご夫妻。
聞けば、岡山でも瀬戸内側にお住まいで、大山までの所要時間は私とそれほど変わらないのでは?と思うのですが、大山に魅了されたおひとりでしょうね。
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タニウツギのトンネルを下られるYさん・・・
何だか後ろ姿がほっとしているような?
私たち3人を連れて登られるのは、ずいぶんいろいろなお気遣いとご苦労がおありだったでしょうね。
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四国の山には少ないヤブデマリの花が樹林の中で垣間見えました。
はヤマブドウやサルナシの木の具合を見ながらののんびり歩きでした。
ヤマブドウやサルナシはもちろん、果実酒用でしょうね。
そういう私も珍しいマツブサの実を見つけた年はマツブサ酒を造ったことがあります。
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これはコマユミですね。
木の実が目立つ木の花ほど、花は地味です。
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下りでもツリバナの花はやっぱり撮影せずにはおれませんでした。
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最初の堰堤まで下ってきても、まだまだはっきりと見えている稜線でした。
槍ヶ峰とその南峰、剣ヶ峰も、なんとか下からそれとわかるようになりました。
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大山のブナも今年は豊作のようです。
四国のブナも中国地方のブナも一斉に豊作って…不思議ですよね。
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朝、車で走っていて気になったヤマボウシが三ノ沢入り口でも咲いていました。
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対岸ではこんなに花つきが良い株もあって、望遠レンズで引き寄せました。
結局、駐車場到着は15時19分でした。
まだ時間もあることだし、Yさんが花散策へと案内してくださることになりました。
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Yさんが探されていたサルナシの木に花がびっしりと咲いていました。
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こちらはギンリョウソウ・・・。
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驚いたことに、オキナグサも見せて頂けました。
四国でも見たことはありますが、山ではこういう環境で咲くんですね。
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四国の山で今年は見ることなく終わったエゴも咲いていました。
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西赤石山に今年は見に行きそびれたアカモノもこんなに綺麗に咲いて・・・
気のせいか四国のアカモノより、お顔がふっくらしているような?
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初めて見る花、トケンランにも会えました。
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ブルーのヤマアジサイも早くも咲いています。
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これはたまたま私の目の前にぶら下がって咲いていたハンショウヅルです。
本州の自生のハンショウヅルを見られたのは嬉しかったです。
16時過ぎ、たくさんの花も見ることが出来たので、Yさんたちとお別れして帰途に就くことにしました。
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帰りは溝の口インターから高速に乗ることにします。
大山が素晴らしく良く見える場所でPさんが車を停めましょうと言います。
撮影スポットなのだそうで、なるほど電線などが入らないんですね。
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水の入った水田には逆さ富士ならぬ、逆さ大山も映りこんで、皆さんいろいろ良い場所をご存知ですね。
それにしても、朝から夕方まで、一瞬も大山が姿を隠すことのなかたっという良い日に訪れることが出来て、怖いほどの強運でしたね。
Yさんは雨男でいらっしゃるそうですが、私たち四国からの強力な晴れ女3人のパワーが上回ったということでしょうか。(^_^;
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↑Yさんからはなんとまぁ、お土産までいただいてしまいました。
3人それぞれにナツハゼ酒と春蘭茶です。
春蘭茶は桜茶同様、春蘭の塩漬けを使うそうです。
何とも趣のある山の恵みをありがとうございました。
↑私のは何の取り柄もないですが花や木を育てるのは好きなので、たまたま2013年秋に鍵掛峠にドライブに行った際に拾ってきたブナの実を育てたブナの苗木をYさんにもらっていただきました。
今回の大山へのお招きは、きっとYさんが惚れ込んだ大山と言う山を、最高の状態で四国の私たちに見せようと思われたのかな・・・、そんな風に感じました。
その思いは私たちに充分すぎるほど伝わりましたよ。
最高のおもてなしをほんとにありがとうございました。