今日は祝日だったので、飛び入りの予定が入ってきた。
末っ子が部活のバレーの練習試合があるとのことで、朝から西の方面に30分ほどの学校に送ることに。
試合が始まるまでの1時間ほど、同じく送迎をしてきたお母さん仲間と、もう少し西のほうにあるパンが美味しいという喫茶店でモーニングを食べることに・・。
お店は川の土手をしばらく走ったところにあった。
実家よりもう少し西にある町だけど、こちら方面には用事もないので、滅多に来ることはない。お母さん仲間の一人の方は、7月にご主人を亡くされたばかりだ。子供さんはうちの末っ子と同じ中二。お葬式にも親子で参列させてもらったが、その後立て続けに、二度ばかりお母さんと買い物先で会ったのだった。マラソンをされるということで、ほっそりとした綺麗な人で、偶然、彼女も山が大好きなことがわかった。
今日も顔を合わせると直ぐに「日曜日に三嶺に登ってきたんですよ」と仰る。
山で滑って転んだそうで、美しい顔の目の上に小さな傷を作っている。
モーニングの誘いを断らなかったのは、その山のお話が聞きたかった所為もある。
三嶺は「みうね」とも言い、200名山だかに入る高知と徳島の境にある美しい山で、四国ではファンも多い。私も一度は登ってみたいと思いながら、まだ果たせていない。
徳島側から登るよりも高知側から登るのが、アクセスも遠いし、行程もきついそうだが、山の良さがよくわかるとか。心の奥深くは知る由もないが、ご主人を亡くされた悲しみもそれほど見せず、元気に過ごされているようで、安堵した。
そして私はといえば、携帯で撮った山頂付近の画像などを見せていただき、また、山への思いを膨らませたことだった。
喫茶店の近くを流れる川のほとりには、ヨメナが今を盛りと咲き誇っていて、この紫色の花に目のないわたしはまたしても車を停めずにはおれない。
セイタカアワダチソウも丁度ヨメナと同じぐらいの草丈で咲いていると、それほど憎めない。
こちらはもう一箇所帰り道になるので立ち寄った 、私の野草観察のポイント。コウゾリナが綿毛をつけ始めていた。
ツリガネニンジンもまだ少しだけ咲き残っていた。白いツリガネニンジンと思われる株が種をつけていたので、種を少し採取した。
ここでもヤマハッカ、ワレモコウ、シロバナサクラタデ、ヤクシソウがまだ咲いていた。
小高い山と山の合い間の細い谷を農地にしているのだけど、畑の直ぐ横にまで山が迫っているので、野菜のすぐ傍らにヤクシソウやヤマハッカが咲き乱れているんだね。
このヤマハッカの花、やっぱり私にはキツネの顔に見えるよ(^^;)