普通は野鳥はなかなかこのぐらいの距離で、じっとしていてくれないのですが、このときはどういうわけか10分ほども同じ枝でとまっていたのです。
急いで、レンズを望遠に換えて、撮影です。
ルリビタキは今年の冬に見ていたので、これはオオルリだろうか?と思いながら、20枚ほども撮影します。
手前の枝が邪魔になって、思うようにピントが合いませんが、野鳥撮影はそんなものでしょうね。
10分もじっとしていてくれただけ有難いです。
帰宅してオオルリで検索すると間違いなさそうです。ただ、この鮮やかな青色をしているのはオオルリの♂なんですが、この画像のオオルリは頭のほうが茶色をしています。それが不思議で少し調べると、オオルリの♂は成鳥では頭の上も真っ青なのですが、若い♂は頭のほうがまだ青くなってないのだそうです。したがって、私たちが見たのはオオルリ♂の若い鳥ということです。
レンズを望遠レンズに換えたついでに瓶が森も望遠で撮影します。
向かって左のピークが女山、右が男山らしいです。
なるほど、名前どおりの形でしょうか。
今年の春に歩いた岩黒山~筒上山、それに手箱山の稜線もくっきりと見えます。
筒上はこちらから見るとドーム状ではないんですね。一つ発見です。
画像中央に小さく白いのが見えているのが丸滝小屋の屋根です。やはりいろいろなルートを歩いてこそ、山が立体的にわかってきます。筒上を直登するコースは結構きつかったのを思い出します。
10分近くもオオルリを撮影した後、歩き始めると、今度は足元にマイヅルソウの実が見えました。北アルプスではおなじみですが、四国でマイヂルソウの実を見たのは初めてです。
北アルプスで7月に見た実よりは赤味が増していましたが、これが完熟すると真っ赤な実になるそうで、いつかはその真っ赤な実も見てみたいですね。
オオマルバノテンニンソウが咲き残ったのがわずかにありました。ほとんどはすでに咲き終わっています。
9時45分、東稜分岐に着きました。山のHPなどでたまに見せていただいていた場所です。
途中、休憩を取ったり、オオルリを撮影したりで、かなりゆっくりペースです。おまけにS君は前夜が飲み会だったそうで、二日酔いで頭が痛いとぼやきながらの歩きです(^_^;
ここから上方へと踏跡がついています。
分岐付近にはミヤマヒキオコシがたくさん生えていますが、花はほとんど終わっていて、紫色のガク片がそれでも綺麗です。
分岐で、一旦休憩していたら、単独の60代と思しき男性がやってきて、東稜コースを登り始めました。
ところが、5分もしない間に下りてくるのです。どうしたかと尋ねると「通行禁止の立て札があるので、下ってきた。ルートが崩壊でもしてるんでしょうか?」とのこと。S君が「最近は元来のルートとは違うルートを通る人が出てきたので、それを禁止しているのではないでしょうか」というと、納得した様子で、再び東稜コースを登り始めました。
少し遅れて、9時55分、私たちも東稜コースを登り始めます。
ほんとに、登り始めて1分ほどのところにこの立て札が立っていました。
今までの道がほとんどアップダウンのない道だったので、のっけからの急登にまずは驚きました。
ここにもオオマルバノテンニンソウの咲跡がたくさん見られます。テンニンソウの仲間は群落を作ります。
シャクナゲの枝に赤テープがつけられています。踏跡は割合はっきりしているので、道を見失うことはなさそうです。
ドウダンが早くも赤く色づき始めています。このドウダン、樹木の中では紅葉が早いようです。
木や岩を摑んでよじ登るようなところもありますが、最初のうちはどうということはないです。
よじ登っていた岩の上に、ベンケイソウのような株を見つけました。花が咲き終わっているので、その場では何だかわかりませんでした。
帰宅して調べるとどうやらアオベンケイのようです。
絶滅危惧種のようです。
もう少し時期が早ければ花を見られたのに、残念です。
ところどころにナナカマドもあって、見上げると羽状複葉の葉が青空に映えて綺麗です。
06年春と今年春に歩いた筒上~笹倉の県境尾根もはっきりと見えます。少し出っぱっている小さなピークが藪こぎに苦労した1516mピークのようです。
こちらは瓶ガ森方面で、瓶ガ森から菖蒲峠への稜線が見え、その後ろに沓掛山、そして瓶ガ森と沓掛山の間、かなり向こうに見えているのが赤石山系の山々です。
クリックして大きい画面にすると、中央に成就社が見えると思います。その向こうには瀬戸内海の海岸線も見えていますね。
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岩黒山から伊吹山、シラサ峠を経て瓶ガ森へといたる稜線です。画像中央付近には稲叢山も見えているかと思います。
画像はクリックで大きくなりますので、詳しくは大きくしてご覧ください。
晴れている山に登る最大の楽しみは展望だと思っている私にとって、わくわくするような展望の始まりです。